キュレーション:中尾拓哉(’15博士)
日 程:2022年9月3日(土)〜27日(火)
時 間:11:00~18:00(最終入場17:30)
休催日:水・木曜日
場 所柿の木荘
    〒162 – 0831 東京都新宿区横寺町31
観覧料:500円
WEBメディウムとディメンション:Liminal
主 催:Nest-A株式会社(CAVE-AYUMIGALLERY)
協 力:ANOMALY、Maki Fine Arts、rin art association、Satoko Oe Contemporary、TARO NASU、Yutaka Kikutake Gallery、青山|目黒、上見設計室、岡建工事、岸総合計画研究所、TRANSISTOR、柿葉舎

 

 

築50年の木造アパート「柿の木荘」の改修、その「前/後」にまつわる展覧会

出品アーティスト:磯谷博史、長田奈緒、鎌田友介、佐々木耕太、鈴木のぞみ、髙田安規子(’01彫刻)・政子、玉山拓郎、津田道子、平川紀道(’07院デ)、平田尚也、古橋まどか、山根一晃

 

「メディウムとディメンション:Liminal」は戦後の神楽坂に建設された木造アパートの改修にともない、さまざまなかたちで時間と空間にアプローチする展覧会です。
1966年に建てられた木造アパート「柿の木荘」は、かつて賃貸アパートとして、そして2016年からは主にアーティスト・イン・レジデンスの滞在施設として使用されてきました。しかし、パンデミックの影響により存続できない状態となり、このたび新たな用途のために改修が行われます。
和製英語である「アパート」は一つの建物の中に別々に住まいがある住居を指し、本来の語である「Apartment」もまた「apart」、すなわち「(時間・空間的に)離れて」という意と無関係ではありません。複数人の住まいとして同じ/別々の日常を繰り返してきた建物に存在した時間と空間を行き来しながら、その内部と外部へ複層的に時間と空間を結んでいく/解いていくこと。本展は、私たちのすぐそばにある「消えていくもの」と「現れてくるもの」、そして「変わるもの」と「変わらないもの」の間にある「Liminal(境界的)」な状態から現在をとらえ直し、新たな次元、あるいはそれぞれの時間と空間の中に足を踏み入れていく試みです。