美術と音楽と演劇の展示会『あくまで虚構なんだけどさ。』

本企画は「fiction」という言葉から生まれました。
「fiction」は日本語にすると「架空」と訳されることが多いですが、今回はそこに 「あくまで『虚構』」 という意味を込めてタイトルをつけました。

虚構：事実ではないことを事実のように描き、真実味を与えるもの。

架空：実際には存在しないものを、頭の中で想像すること。

辞書を開くとこのような違いが示されています。
大切なのは、「虚構」には真実味が宿っているという点です。

僕たちが幾星霜を重ねて作り、生きてきたもの。
その痕跡を見つめ直し、「虚構」を通して、むしろ現実を強く感じるための展示会です。