書籍名:The Fairy Tale with Sorrow for Adults(大人の悲しいフェアリテール)
著 者:金智暎 キム・ジヨン(’13院油)
発行元:L’atelier de Jiyoung
発売日:2021年12月25日
定 価:25,000won
W E B教保文庫
(日本語版の制作も予定されています)

 
 

【著者メッセージ】

「大人の悲しいフェアリテール」は、若き青春の悩みと傷を込めた作家の自叙的物語で、今を生きて世界に向き合ってる若者たちの不安と感情をそのまま反映した小説である。

2014年のヨーロッパを背景に広がる、夏の夜の夢のようなフェアリテールは、旅に対する幻想とともに、ヨーロッパ所々で呼吸する芸術巨匠の作品に纏わる話も一緒に語ってる。作品に登場する映画「ミッドナイト・イン・パリー」のように、現代と過去が共存する間隔で一生懸命、今を生きてる青春たちの率直なロマンスと感受性は、20代あたりの主人公だけではなく、誰にも存在した“若さ”へのノスタルジアを呼び起こす。

総13点の絵画を収録。表紙「わたしは美しい」と、デッサンの「二人のイブとしゃがんでる女性」はパリー旅行で出会った、ロダンの彫刻をオマージュし再解釈した作品である。主人公の心理を表した挿絵では、2013年トーキョーワンダーウォール入選作である「不安」を、ヨーロッパの神秘に満ちた森を描写した場面では、数々の時期の違う花を咲かせた「ニンファ庭園」を収録した。

ラトリエ・ジヨンは、金智暎作家のアトリエという意味のフランス語で、伝統的な絵画の素材だった、画家のアトリエ(L’atelier de l’artiste)というタイトルをオマージュした。これから、作家・金智暎の絵画、写真、文を含め、芸術に関する作家のあらゆるコンテンツと作品を独占的に発表する計画を持っている。

作家HPhttp://latelierdejiyoung.tumblr.com