出品者:山嵜雷蔵(’16院日)
日 程:2022年04月19日(火)〜2022年05月08日(日)
休 館:月曜日
時 間:13:00~19:00
場 所:ヘルツアートラボ
・・・・〒153-0061 東京都目黒区中目黒4-4-2

問合せ:tel. 03-6303-1891

 

【EVENTs】要予約制・定員あり。一部有料。

※ご予約のお客様を優先的にご案内します。

クロストーク 「画材から読み解くアーティスト思考」

4/23 (土) 17:00〜18:00

ゲスト:小島暁夫(株式会社小島美術代表)

 

ワークショップ「日本画体験! 自分だけの宝石/宝島」

4/29 (金・祝) 10:00〜12:00

講 師:山嵜雷蔵

 

クロストーク「夢と宝島」

5/7 (土) 16:00〜18:00

ゲスト:中野仁詞(公益財団法人神奈川芸術文化財団/キュレーター)

 

 

「宝島とは夢であり、方便だ。人は縛られているが故に、宝島を求めずにはいられない。」 (山嵜雷蔵)

 

山嵜は近年一貫して巨大な岩石島をモチーフとして描いて来た。前シリーズ《earth bound》では「日常の重力」とでも呼ぶような、社会的・肉体的に大地に縛られている矮小な人間の様を諦念的な視点で示した。しかし此度画面に出現した岩石島を、山嵜は「宝島」と名付け、未知の可能性が秘匿された希望の島として示した。「僕たちは今ここに立つ理由や、自身の歩みに行き先を欲するが故に、夢や希望、可能性の象徴として宝島を必要とする。いや、せざるを得ない。なぜなら宝島がないと僕たちは窒息するから。」山嵜のこの言葉からは、自身を縛る「日常の重力」と、夢や願いといった「不確定な可能性」がメビウスの輪のように繋がるトポロジカルな思想が窺える。
今展示では、前シリーズ《earth bound》で示されてきたいわば「日常の重力」と、新シリーズ《宝島》に託された「夢や願いの必要性」とを並置することで、日常における複数の位相と、それを行き来しながらなんとしてでも生きようとする人間の有様を浮かび上がらせる。観る者は、「宝島」と名付けられたある種の「方便(=Upaya)」に導かれながら、比喩としての宝島が表さんとするものの正体、あるいは、宝島を見つめる自身が立つ大地そのものについて、想像を巡らすことだろう。