出品者:江波戸陽子(’13院油)
日 程:2022年03月09日(水)〜2022年03月20日(日)
時 間:12:00~19:00 (最終日のみ17:00まで)
休廊日:火曜日
場 所古書店「一日」
    東京都武蔵野市吉祥寺本町2-1-3 石上ビル1F
問合せ:tel. 0422-27-5990
WEBhttp://www.100hyakunen.com/news/exhibition/202203053412

 
「思い出」をテーマにぬいぐるみなど身近なものをモチーフにした新作絵画9点を展示。和紙に油性インクで描き木製パネルに貼り込む手法をとる。インクの滲みと余白を持たせた構図が特徴。他、ドローイング6点、鉛筆画10点、版画10点。
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■展覧会に寄せて
 
ある人が言った。
「死んだら昔のこととかその時の気持ちとか、どこ行っちゃうんだろうね」
私はこう言いたかった。「だから絵を描くんじゃん」
でも言わなかった。というより言えなかった。
 
絵を描けば思い出を残せる。
たとえ自分の思い出をすべて失ったとしても、
その思い出を描いた自分の作品と精神は確実に存在する。
思い出は自分が生きているうちに描く必要がある。
 
でも残せない人もいる。いるというより残せない人の方が多い。
絵を描く人より描かない人が多いから。
じゃあ残せなかった思い出はどこへ行くんだろう。
 
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江波戸 陽子|Yoko Ebato
’88年東京都生まれ。’13年多摩美術大学大学院絵画専攻修了。’21年第6回星乃珈琲店絵画コンテスト優秀賞受賞、第5回アワガミミニプリント展入選。近年の個展に’21年「何を見ても何かを思いだす」(銀座OgalleryUP・S)等。現在東京都在住。
Instagram:@yokoebato
web:www.yokoebato.com