ホーム・アウェイ・フロム・ホーム  Now & Next (ナウ&ネクスト)

同時開催:Tomoko Hayakawa (早川朋子) 個展

出品者Tomoko Hayakawa(1987年美術学部卒業)
Keico Watanabe(1983年美術学部卒業)
Akiko Matsuo(1985年美術学部卒業)
Akiko Siacca(1990年美術学部卒業)
Rokhyun Baek(2006年修士課程修了)
Aaron Lee(2006年 修士課程修了)
Miki Nagano(1978年 修士課程修了)
Magico Nakamuira(2003年美術学部卒業)
Aiko Kurebayashi(1994年 修士課程修了)
Seiichi Matsumura(1985年 修士課程修了)
Hosanna Amamiya(2023年美術学部卒業)
Motoko Tachibana(1961年美術学部卒業)
Sakai Shigeyoshi(1970年 美術学部卒業)ほか
日程2025年9月25日(木)~2025年10月9日(木)
時間12:00〜18:00(月曜日~木曜日)
12:00〜1:00(土曜日)
※最終日は3時まで
休館日金・日曜日
場所Tenri Gallery
43A W 13th St, New York, NY 10011
HP
SNS

 多摩美術大学校友会ニューヨーククラブは「ホーム・アウェイ・フロム・ホーム」という題目のもと、 2004年より年に一度展覧会を開催し、今年2025年度の年次展にて21周年を迎えます。

「ホーム・アウェイ・フロム・ホーム」とは故郷を離れ異国の地で暮らす作家達が、後に残してきた「日本」を意識することにより個々の内奥を見据え、ニューヨークという世界のアートマーケットの中心での研鑽がもたらす、自らの殻を破るような、創造の成果の発表をする展覧会です。

 今回は「 Now & Next (ナウ&ネクスト) 」という副題の元、芸術はどのように「今(Now)」を捉え、「次(Next)」へとつながるビジョンを描くことができるのか——ということに取り組んだ展覧会です。

 私たちは今、かつてないスピードで変化し続ける時代のただ中にいます。テクノロジーの発展は言うまでもなく、仮想空間の登場などを含む環境、社会構造、価値観の転換など、あらゆるものが流動する中で、明日の風景は今日とまったく違うものになっているかもしれません。

 そして今、世界の各地で戦火が絶えず、多くの人々が命や生活の危機に直面しています。暴力による分断が広がるこの現実は、私たちが未来に何を望むのかを、あらためて問いかけています。

 展覧会「Now & Next」では、個々の作家が提示する“現在進行形”の問いと、多様な表現を通して、観る者に「いま何が起きているのか」「これからどこへ向かうのか」を問いかけます。

 “今”を見つめ、“次”を考える。
その往復の中に、私たちの未来を見つけ出すヒントがあるかもしれません。

 同会場では、早川朋子(Tomoko Hayakawa)の個展も同時開催致します。

この作家は、セラミックという繊細で壊れやすく、反面、粗野で温かみのある素材を用いて、人の心の内面に潜む、脆さ・混沌とした不安・儚さ、そして、社会という同調圧力の中に抗い立ち向かう強さを、表現します。 

多摩美術大学校友会ニューヨーククラブ展覧会へのご来場、ご高覧を心よりお待ちしております。

会員も募集中です。

松村誠一によりリトグラフ版画実演 (アルミホイルを使った技法)
講師松村誠一
現代版画家、多摩美術大学大学院美術研究科 版画専攻修了、桐生短期大学アートデザイン学科元教授
日程2025年9月27日(土)
時間13:00 ~14:00PM
参加費無料
SNSSeiichi Matsumura

リトグラフは、水と油の自然な反発作用を利用した版画技法で、あたかも直接描かれたかのように画像を表現します。本ワークショップでは、平版印刷の仕組みと多様な表現可能性を学び、描画のような感覚で作品制作を行います。

今回は家庭で一般的なアルミ箔を版材に用い、コーラやクレヨンといった身近な道具で制作します。