走る黒い羊たち/ Migration of Black Sheep

2024年4月24日
#展覧会

出品者王露怡(2022年 修士課程修了)日程2024年5月11日(土)~2024年5月25日(土)場所Empathy Gallery 東京都渋谷区神宮前3丁目21−21 A R I S T O 原 宿2階Empathy Galleryでは、5月11日から25日まで、日本で活動する中国出身のアーティストによるグループ展「走る黒い羊たち/ Migration of Black Sheep」を開催いたします。本展は侯米蘭(コウ ベイラン・Hou Milan)が企画・キュレーションをし、国境を渡って日本に移住してきた若手アーティストへのサポート及びコミュニティーを形成することを目的としています。参加アーティストは合計10名、卞卡(ベン カ・Bian Ka)、韓皓文(カン コウブン・Han Haowen)、Lee He-Yi(リ カクエキ)、Nimyu(ニミュ)、王露(オウロ・Wang Lu)、王露怡(オウロイ・Wang Luyi)、王之玉(オウ シキョク・Wang Zhiyu)、杨博(ヨウハク・Yang Bo)、袁方洲( エン ホウシュウ・Yuan Fangzhou)、張洲睿(チョウ シュウエイ・Zhang Zhourui)。展覧会名にある「黒い羊」とは、社会心理学で用いられる「黒い羊効果(black sheep effect)」に由来し、社会的アイデンティティ理論に関連した比喩表現です。人はどこかしらの国家、民族、性別、出身地などの社会的カテゴリーに属して生まれ、自分が何者であり、周りの人が何者であるか、常に「自己」と「他者」を意識し、他者との関係による影響を受けながら、社会的アイデンティティとして自分の一部を定義していきます。私たちのように海を渡って移住することは、自己探求と発見への道、そして他者と出会いの道を作り出します。物理的な環境がかわり、人間関係もかわり、また自分と他者を繋がるためのコミュケーション手段として日本語や英語を取得しなければなりません。外界に適応しながら生きていくうちに、社会変化に伴う自分自身のあり方も変容していきます。これまでの自分を維持することと、置かれた環境に折り合いをつけることが相反する際にジレンマが生じます。その結果、自己を問い直すという再帰的状況に私たちは常に置かれています。世界中の至る所で移民が増幅している現状で、西欧諸国とは別のかたちで、日本はこれから人種や民族構成がより複雑になっていくかもしれません。実際、多文化共生社会を提唱しつつも、移住に関連する様々な課題が他の多くの分野に影響を及ぼしています。依然としてナショナリズムが温厚している東アジアでは、異なるカテゴリーに属していることで生じるバイアスが超えられない壁としてしばしば経験されているのではないでしょうか。グローバルでコスモポリタンなアイデンティティーを形成していくには、分かり合えないという前提があったとしても、自己と他者の距離や世界との関係を再考しなければなりません。アートの持つ力とは、そうした見えない壁を乗り越えさせてくれるところだと思っています。本展では日本国内で「他者」として認識されてきたアーティストを集め、それぞれが持つ視点と経験を多様な人たちとつなぎ、共通の記憶を織り合わせます。そうすることで、国や民族といったカテゴリーを超えた人の心の共通性を見つけることを期待しています。流動性が高く、不安定な社会で生きる不確かな私たちは、信頼関係やネットワークといった社会関係資本の弱いコミュニティーをエンパワーメントしていきましょう。ぜひご高覧ください。

【公募】「芦屋国際芸術映画祭 コンペティション」募集(AIAFF)

2024年4月10日
#公募

2024年9月22日(日)~23日(月)に開催される芦屋国際芸術映画祭で開催されるコンペティションの作品を募集します。コンペティション当日にはノミネート作品の上映及び審査員による選考が行われ各賞が授与されます。 応募資格・自主制作の映画。・テーマ、ジャンルは問いません。(実写、CG、アニメーションetc...オールジャンルOK)・制作者の居住地、年齢、経験は問いません。・作品はコロナ禍以降(2021年1月1日以降)に完成したものとします。・外国語作品の場合は日本語字幕を付けるか日本語吹替をお願いいたします。・監督はコンペティション当日のプログラム(懇親会を含む)および授賞式に出席できることとします。・応募時点より本映画祭までに上映予定がある場合にはその旨を報告することとします。・配信サイトやYouTube等で作品全編を一般公開している作品も応募は可能ですが、本映画祭に入選した場合には映画祭の期間中やその前後は、オンライン視聴ができないようにすることとします。募集期間2024年2月19日(月)~5月15日(水)必着応募方法出品料をお振り込みのうえ、ウェブフォームよりエントリーください。募集要項URLAIAFFホームページ部門・コンペティション部門:以下の応募資格を満たす30分以内の映像作品・だれもがカメラを持つ時代だ部門(だれカメ部門):以下の応募資格を満たす5分以内の映像作品出品料※1作品につきコンペティション部門:2,000円だれもがカメラを持つ時代だ部門(だれカメ部門):1,000円選考方法応募作品の中から、実行委員会がノミネートにふさわしい作品を選出します。ノミネート作品決定後、応募者に通知し、公式ホームページ、SNS上で正式に発表します。発表ノミネート作品について7月中旬にホームページ上で発表します。また選考結果は事前に応募者にメールで連絡します。受賞作品について9月23日(月)の表彰式で発表します。賞・作品の上映グランプリ応募作品の中から審査員が選んだ最も優秀な作品に与えます。賞金20万円(コンペティション部門のみ)と副賞ほか記念品を進呈します。複数作品が選ばれた場合には賞金は分配となります。各賞グランプリのほかに以下の賞を授与し副賞ほか記念品を進呈します。・観客賞・主演俳優賞・助演俳優賞・脚本賞・ベストチームワーク賞他作品の使用映画祭では上映作品の一部、作品画像等をプロモーションの目的で使用します。新聞・テレビ・ウェブサイト・宣伝物等の媒体・作品集・展示会・施設などにおいて、応募者の許諾を要することなく無償で利用できるものとします。ノミネート作品およびその他の応募作品の出品者に対して、映画祭での上映目的以外に映画館等での上映やオンラインでの配信機会を提供する目的で別途連絡する場合があります。あらかじめご了承ください。権利処理音楽著作権、映像著作権等の権利処理を済ませた上での応募をお願いします。未処理などで生じた一切の紛争につき、本映画祭及び実行委員会は責任を負いかねますことご了承ください。個人情報の取り扱いについて当映画祭は、取得する個人情報の取り扱いについて、適切に取得・利用・保管いたします。ご記入いただく個人情報は、応募者へのご連絡のために利用し、それ以外の目的で利用いたしません。

【公募】「第2回デザイン賞」募集(モビリエ・ナショナル、在日フランス大使館)

2024年4月10日
#公募

在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセは、モビリエ・ナショナル―フランス国営動産管理局と協働し、日本のデザイナーのためのデザイン賞を開催します。受賞者は副賞として、フランスで約一ヶ月間、デザインのプロジェクトに向けたリサーチのためのレジデンスを行う権利を得ます。 募集要項 応募資格・日本在住であること・プロのデザイナーもしくは工芸家であること・英語またはフランス語でのコミュニケーションが可能であること・過去の作品(ポートフォリオ)を提示できること・滞在中、自立して行動できること・滞在中はプロとして、報酬の発生する活動を行わないこと※年齢制限はありません選考スケジュール応募開始:2023年12月15日応募締切:2024年5月31日(金)受賞者発表:2023年7月初め条件・レジデンス期間は2024年9月~2025年12月初めのうち1ヶ月間(時期や期間は要相談)・受賞者の渡航費及び現地宿泊場所は支給・提供されます・レジデンスはリサーチを目的とするものであり、製作費は支給されません応募方法下記の応募書類を2024年5月31日(金)24時(日本時間)必着で、アンスティチュ・フランセ芸術部門(dg.artistique@institutfrancais.jp)宛にメールでお送りくださいその際、件名を「デザイン賞応募」としてください※添付ファイルの容量が5MBを超える場合は、外部データクラウドサービスや大容量ファイル添送サービスをご利用ください応募書類以下を英語もしくはフランス語と、日本語で作成すること1. プロジェクトの説明と、その実現に向けてモビリエ・ナショナルでのレジデンス期間中に行うリサーチについて説明した企画書(プロジェクトコンセプトや目的、素材などの情報を含め最大5ページ)※滞在希望期間についても記載2. 履歴書3. 作品集/ポートフォリオ(写真、新聞記事、リンク等を添付しても可)4. ポートフォリオの作品が応募者自身のものである旨を記した宣誓書5. 推薦状(任意)審査基準審査員による選考基準には以下の要素が含まれます・プロジェクトが扱うテーマの妥当性・フォルムの独創性、美的資質・エルゴノミーへの配慮・製品の産業化についての観点・プロジェクトの革新性・持続可能な開発に対する配慮・フランスの工芸への関心、またはフランスと日本の工芸とを結びつけることのできるプロジェクト・プロジェクトと、そ()術的、文化的、知的方向性が明確であること結果発表審査結果は受賞者にのみメールで連絡し、その後弊館ウェブサイト等で受賞者の発表を行いますお問合わせアンスティチュ・フランセ芸術部門(dg.artistique@institutfrancais.jp)宛に件名「デザイン賞 質問」でメールでお送りくださいWEBホームページ募集要項

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