公開研究会

多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所+図書館 共催 公開研究会    折口信夫を読む(第1回)

2025年3月18日
#イベント #公開研究会

民俗学者にして国文学者でもある折口信夫(1887-1953)は、専門の領域を超え、現代日本の文学(三島由紀夫、大江健三郎、中上健次)や、建築、音楽、演劇、舞踏といった諸芸術にまで大きな影響を与え続けています。神話と「歴史」、祝祭と「場所」、物質と「生命」、性と「身体」、呪術と「言語」などの再考を促し、文学を含む芸術表現全般にわたる問いを投げかけてきました。あらためて折口信夫の営為を再考するとともに再興し、解体するとともに再構築する研究会を組織します。 日程2025年3月19日(水)時間13:30〜16:00(開場 13:10)会場多摩美術大学 八王子キャンパス・アートとデザインの人類学研究所 (メディアセンター4F)対象多摩美術大学学生・教職員、学外一般※参加自由 / 事前申込不要(当日会場にて記帳をお願いします)。※定員は40名程度。満席の際は入場をお断りする場合があります。お問合わせ多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723 メディアセンター4FEmail:iaa_info@tamabi.ac.jpWEB公開研究会「折口信夫を読む」主催多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所共催多摩美術大学図書館講師安藤礼二 氏(批評家、芸術学科教授、図書館情報センター長)仁科 斂 氏(小説家、来期より芸術学科非常勤講師)石橋直樹 氏(批評家)発表タイトル安藤礼二 「天皇の解体と再構築 折口信夫と出口王仁三郎」仁科 斂 「文体試論:寂しさの存在(論)的差異」石橋直樹 「後期折口信夫へ至る三つの行路ー憲法・歴史・国学」※発表の後、討議と質疑応答を予定しています。講師プロフィール安藤礼二|Reiji Ando多摩美術大学芸術学科教授、図書館情報センター長。主著に『神々の闘争 折口信夫論』『折口信夫』『大拙』『列島祝祭論』『縄文論』『井筒俊彦 起源の哲学』など多数。 仁科 斂|Wren Nishina1994年生まれ。「さびしさは一個の廃墟」で新潮新人文学賞受賞(2024年11月号)。ハンナ・アーレントと折口信夫を研究。受賞作は磯崎新の「廃墟」も論じられている。 石橋直樹|Naoki Ishibashi2001年生まれ。「〈残存〉の彼方へ 折口信夫の「あたゐずむ」から」で三田文學新人賞受賞(2023年春季号)。近代の民俗学とともに近世の国学、平田篤胤なども研究。