メディウムとディメンション:Plastic
出品者中尾 拓哉(2015年博士課程修了)奥村 雄樹(2002年美術学部卒業)ほか会 期2025年11月4日(火)〜2025年11月29日(土)開館時間11:00-19:00※会場は随時、授業や学生の活動等にも使われます(展覧会と共存)休館日日曜日、26日(水)会 場CS-Lab〒192-0992 東京都八王子市宇津貫町 1556 東京造形大学9号館問い合わせcslab@zokei.ac.jp主 催メディウムとディメンション実行委員会共 催CSLAB助 成アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]URL詳細はこちら 「メディウムとディメンション:Plastic」は、「Plastic(造形的なもの、可塑的なもの)」をテーマに、東京造形大学内に位置するCS-Labにて、作品と展覧会を「造形」する試みです。 絵画や彫刻など、いわゆる「造形芸術(Plastic arts)」の慣習において、「造形」とは制作者の意志によって物質を操作し、固定することです。しかし本展ではそれを、「変形可能性(Plasticity)」の本来的な多元性に立ち返り、対象に潜在している無数の可能な形態の一つを偶発的に出現させる過程として枠付けます。また、作品の形態に限らず、制作方式、キュレーターとアーティストの関係、空間の設えなど、展覧会のあらゆる要素を「造形的なもの、可塑的なもの」として扱います。 会場となるCS-Labは、大学の枠組みの外で学生たちが自主的に運営・使用する場所です。この円形の空間では、学生のみならず、教員、職員、学外からの訪問者が、普段の肩書を超え、豊かな学びの場を展開してきました。 中尾拓哉と奥村雄樹は、評論家/芸術家、キュレーター/アーティスト、編集者、翻訳者、研究者、教育者など、複数の社会的人格を往来しながら、美術史的な枠組みを参照しつつ、ルールやインストラクションに則った「ゲーム」的な制作手順と、それが「プレイ」されるたびに異なる様態で出力される造形物との関係を探求してきました。そして両名は今回、居合わせた人々が複数の立場を循環させながら「造形」に取り組む場を構想しました。 「メディウムとディメンション:Plastic」は、9種の「ことば遊び」と10種の「かたち遊び」を不特定多数で遊ぶことで、作品制作と展覧会設営を一挙に実現させ、これまでにない創造の渦を巻き起こす試みです。