多摩美

第3回「記憶の道」シンポジウム 『明日のアニミズム』

2024年11月13日
#多摩美 #講演

多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所よりシンポジウムのお知らせです。森羅万象に霊魂が宿っていると考えるアニミズム。19世紀後半にイギリスの人類学者エドワード・バーネット・タイラーが使って以来、この言葉は150年あまりのあいだに人類学や宗教学を超え、広範な分野に影響を与えてきました。アニミズムはラテン語で霊魂、生命や息を意味する anima を語源としますが、例えばアニメーションも絵に息を吹き込み、生き生きと動き出すという意味では、anima をとおしてアニミズムとつながります。ウォルト・ディズニー初期の監督作品「骸骨の踊り」に始まり、モノに気が宿り楽しませる作品は枚挙にいとまがありません。映像芸術をはじめとして、20世紀のアニミズムはメディアの発達とともに、姿かたちを変えて生き続けていると言えるでしょう。人工知能の爆発的進化により、人間以外のモノに、ときに人間以上の知性を認めざるを得ない今日、アニミズムはきわめて現代的なテーマとして刺激的な問いを投げかけているように思います。第3回となる「記憶の道」シンポジウムは、血湧き肉躍るイメージと言葉の場所になると期待しています。  日程2024年11月15日(金)時間19:00〜21:00(開場18:40)場所多摩美術大学TUB東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F(東京ミッドタウン・デザインハブ内)対象本学学生・教職員、学外一般参加方法*会場参加は先着順での受付。(定員30名程度)*当日はYouTubeでのライブ配信あり。登壇者※敬称略山城知佳子(ゲスト)港千尋(多摩美術大学教授)椹木野衣(多摩美術大学教授)佐藤直樹(多摩美術大学教授)金沢百枝(多摩美術大学教授)主催多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所WEB第3回「記憶の道」シンポジウム 『明日のアニミズム』

高橋士郎 自由の気膜 Shiro Takahashi・Freedom Membrane

2023年11月15日
#講演 #多摩美

この度、多摩美術大学では2021年急逝した髙橋士郎名誉教授(1970年大学院修了)の業績を紹介する展覧会「高橋士郎 自由の気膜 Shiro Takahashi・Freedom Membrane」を開催します。  2021年に急逝した高橋士郎名誉教授は、メディア芸術黎明期のパイオニア的アーティストであり、デザイン教育にコンピュータを導入した立役者です。1970年万博に20代で参加した後、空気膜造形の発明やキネティック彫刻の制作により世界に発表の場を持ちつつ、多摩美術大学ではコンピュータとインターネットの研究会を立ち上げ、キネティックアート、コンピューターアート、メディアアート、情報デザインといった新しい分野に取り組みました。30年以上にわたる教育と研究の積み重ねは、1998年の情報デザイン学科新設とメディアセンター創設につながる、社会の高度情報化に対応するべく美術教育の内容を更新し続ける試みでした。情報デザイン学科の新設後は、独自のメディア芸術教育のプログラムを作り上げるいっぽう、自身の作品だけでなく、学生作品を積極的に活用した情報芸術論を立ち上げました。本展はこうした高橋の多岐にして複雑な活動の全体像を紹介し、世界にむけて発信する契機となることを目標とします。高橋氏の膨大な創作活動とユニークな作品から、未来を見つめる視線を感じることができます。わたしたちにとって新しい表現を考える契機となるかもしれません。 日程2023年11月13日(月)~12月9日(土)時間11:00〜17:00休場日火曜、日曜、11月18日(土)、12月2日(土)場所多摩美術大学 八王子キャンパス アートテークギャラリー東京都八王子市鑓水2-1723 入場料無料主催多摩美術大学 髙橋士郎研究会協力株式会社バボット、多摩美術大学情報デザイン学科助成公益財団法人 小笠原敏記記念財団多摩美術大学共同研究「高橋士郎の創作・研究・教育実践の体系化のための基礎研究」

第2回「記憶の道」シンポジウム 『石の物語 Stone Story』

2023年11月10日
#多摩美 #講演

多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所よりシンポジウムのお知らせです。「記憶の道」シリーズとして第2回となる本年度のシンポジウムは、「石の物語」をテーマに開催します。石器の発明から建築の素材にいたるまで、「石」はつねに人間とともにあり、その歴史と記憶を伝えてきました。文字が刻まれ、石像が掘り出される石は、人類にとって、デザインとアートの礎でもあります。美術家・雨宮庸介氏をゲストに迎え、人間の創造性を永い時間のなかで眺めながら、わたしたちの現在を議論したいと思います。 日程2023年11月10日(金)時間19:00〜21:00(開場18:40)場所多摩美術大学TUB東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F(東京ミッドタウン・デザインハブ内)対象本学学生・教職員、学外一般参加方法*会場参加申込は先着順での受付。申込が定員に達し次第、募集を締切。⇒11/8 申込を締め切りました。*当日はYouTubeでのライブ配信あり。登壇者※敬称略雨宮庸介(ゲスト)港千尋(多摩美術大学教授)椹木野衣(多摩美術大学教授)佐藤直樹(多摩美術大学教授)金沢百枝(多摩美術大学教授)安藤礼二 (多摩美術大学教授)主催多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所問合せMAIL:iaa_info@tamabi.ac.jpWEB第2回「記憶の道」シンポジウム 「石の物語 Stone Story」

野田秀樹特別ワークショップ|多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科オープンクラス2023

2023年8月7日
#多摩美 #公募

●多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科よりワークショップのお知らせです。多摩美術大学では、2023年度より多摩美術大学の名誉教授に就任された野田秀樹先生の特別ワークショップを開催いたします。野田秀樹先生のワークショップは、俳優たちと演劇表現を試行錯誤する現場です。本学在任中(2008〜2022)に学部の授業として展開してまいりましたそのワークショップを、このたび、在校生にとどまらず、広く学外にも門戸開放いたします。大学と演劇界のプラットフォームとしても機能し得る、多摩美術大学ならではのオープンクラスです。応募締め切りは8月14日です。ご応募をお待ちしています。https://www.sdd.tamabi.ac.jp/nodahidekiws  日程Aクラス2023年9月4日(月)、5日(火)、6日(水)、25(月)、26日(火) 計5回Bクラス2023年9月11日(月)、12日(火)、13日(水)、10月10日(火)、11日(水) 計5回時間各回 18:00〜21:00場所多摩美術大学上野毛キャンパス東京都世田谷区上野毛3-15-34応募締切8月14日(月)必着その他応募資格、応募方法、料金など詳細は、演劇舞踊デザイン学科ホームページをご確認ください。問合せ多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科研究室内 野田秀樹特別ワークショップ事務局Tel:03-3702-1186(平日9:00〜17:00)Mail:tmbndws@gmail.com