EVENT

そぞろ歩き/マジックアワー

2025年8月12日
#展覧会

出品者飯島暉子(2017年美術学部卒業)安原千夏(2017年美術学部卒業)日 程2025年8月13日(火)〜2025年8月24日(日)会 場横浜市民ギャラリーあざみ野横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 アートフォーラムあざみ野内WEBhttps://akikoiijima.com/2024/08/01/project/お問い合わせsozoroarukiiinkai@gmail.com協 賛一般社団法人多摩美術大学校友会会員活動助成2025 「そぞろ歩き」展覧会「そぞろ歩き」は、企画者ふたりの気楽な雑談から始まりました。飯島がゲリラ的に録音した安原との会話をもとに、当初は、その雑談を「台本」として再現するアイデアから出発しました。しかし、思考がそぞろ歩きのように脇道へそれながら進んでいく中で、企画もまた変化していきました。効率的とは言えないかもしれませんが、私たちは、この余白を孕んだ思索こそが生活や制作において大切な意味を持つと信じています。本展では、上記の「台本」を参加作家の皆さんと共有し、プライベートなやりとりを制作の出発点とすることを試みました。何かを批判したり、積極的な提言を行うのではなく、あいまいで手頃なコミュニケーションの中にある表現の可能性を見つめています。やがて会話は時差を越えて広がり、何人かの外国人作家の方々にもご参加いただくことになりました。場所や時間を超えて、ゆるやかにつながっていくその在り方もまた、「そぞろ歩き」の延長にあるのだと感じています。鑑賞者の皆さまには、緊張の続く世界情勢の中で、雑談のような気負わない対話を起点とした表現の派生を楽しんでいただけましたら幸いです。そして、そうした雑談を交わせる相手や、そぞろ歩きできる時間や環境の価値を、改めて感じていただけましたら嬉しく思います。「マジックアワー」陽が沈みきる前に訪れるほんのわずかな瞬間は、一日の終わりを告げるだけでなく、どこか現実と非現実のあいだにあるような、静かな高揚をもたらします。本展は、メディアを限定せずに表現の拡張を探求し続けるふたりの作家ーー安原千夏と飯島暉子による、フィクションとリアルが混ざり合う感覚と時間の断片をめぐる対話です。安原はシルクスクリーンと映像を通して、反復とズレを繰り返し、刷りの物質性を用いたイメージの定着と揺らぎを探ります。飯島は紙という弱々しい素材やインスタレーションを用いて、記憶や風景が内包する感覚の遅延や、余白を空間に配置します。映像と静止画、複製技術と個人的な記憶、そして時間の中で揺らぐ視覚体験が会場でひとつに混ざり合うように共存します。両者の表現は、視覚芸術の持つ「時間性」を問いかけ、鑑賞者の知覚をやわらかに刺激します。

「中之条ビエンナーレ国際現代芸術祭2025」

2025年7月25日
#出版 #イベント

出品者佐藤令奈(2008年美術学部卒業)日程2025年9月13日(土)〜2025年10月13日(月・祝)※期間中無休時間9:30~17:00場所群馬県中之条町 町内各所WEB中之条ビエンナーレチケットパスポート(すべての会場を何度でもご鑑賞いただけます)内容温泉街や木造校舎など町内各所で多彩なアート作品の展示、音楽、パフォーマンス、マルシェなどを開催 この度、中之条ビエンナーレ2025への作品出品並びに、リサーチ内容をまとめた冊子を出版・販売いたします。中之条ビエンナーレにお越しの際はぜひ、ビエンナーレ特設ショップで冊子をお求めになり、冊子を手に会場にお越しください。 中之条ビエンナーレは、群馬県中之条町で隔年開催される国際現代芸術祭です。雄大な山々に囲まれた風景やラムサール条約湿原、長い歴史を持つ温泉郷、養蚕天蚕文化、伝統が受け継がれる民俗行事や祭事など、中之条町には他では見られない美しい里山文化に触れることが出来ます。アーティストは特色ある山村地域に開かれたアーティスト・イン・レジデンスで滞在制作を行い、その成果を中之条ビエンナーレで発表します。この度、第10回を迎える中之条ビエンナーレ2025では、国内外から創造的、革新的なアイデアやプロジェクトを持つ多分野のアーティストが作品を展示します。

【ガーデン同窓会2025】お祝いメッセージ動画を募集します!(9/5まで)

2025年7月18日
#イベント #校友会 #募集

多摩美校友会創立30周年の記念事業として10月18日(土)に開催されるガーデン同窓会にて、会員の皆様からのお祝いメッセージ動画を放映します。創立30周年を迎えた校友会へのお祝いメッセージ、在学中の思い出、校友会とのエピソードなど動画に撮ってお送りください。メッセージをお寄せいただいた方には校友会オリジナルスケッチブック※1をプレゼントいたします!皆様のご応募をお待ちしております! ※1 在庫数を超えるご応募があった場合は、他の記念品に変更となる可能性があります。※2 すべてのメッセージを放映できない場合がございます。予めご了承ください。 対象多摩美術大学に在籍する在学生、多摩美術大学の卒業生、歴代教職員の皆様 提出形式ご自身の機材(ビデオカメラ、スマートフォン等)で撮影した動画 サイズ任意長さ1~3分程度 提出方法(フォームのみ)撮影した動画をフォームから提出してください。受付期間:2025年7月18日(金)~9月5日(金)(2025年7月18日(金)12時に受付開始)※フォーム内に肖像権使用承諾書がございますのでご確認をお願いします。※ご自身のメールアドレスに届く【回答のコピー】が【提出完了】の証明となります。大切にお控えいただき、プレゼントの受取の際に提示してください。 提出フォーム

第6回 公開研究会|笹久保伸「記録者の芸術・秩父前衛派による武甲山での実戦」

2025年7月11日
#イベント

Screenshot 多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所では、音楽家・記録者の笹久保伸氏を講師に迎え、第6回公開研究会を開催します。 笹久保氏は、アンデスの農村地域で音楽の採集と研究を行ったのち、秩父を拠点にアートコレクティヴ「秩父前衛派」を立ち上げ、地域の信仰や民謡、歴史などの調査、そして武甲山の環境問題に向き合いながら、多領域にわたる活動を展開してきました。 今回の研究会では、音楽家であり記録者でもある氏による、武甲山をめぐる芸術実践について、記録写真・映像・音源などの資料とともに、演奏を交えてお話しいただきます。後半には、椹木野衣 所員をモデレーターにディスカッションも行います。 日程2025年7月11日(金)時間16:30〜18:00(開場 16:10)会場多摩美術大学 八王子キャンパス・アートとデザインの人類学研究所対象多摩美術大学学生・教職員、学外一般お問い合わせ多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723 メディアセンター4FEmail:iaa_info@tamabi.ac.jp※参加自由 / 事前申込不要(当日会場にて記帳をお願いします)。※定員は40名程度。満席の際は入場をお断りする場合があります。※本研究会は「現代美術ゼミ」との合同開催のため、履修学生の参加を優先いたします。 講師笹久保 伸 Shin  SASAKUBO音楽家・記録者。埼玉県秩父郡横瀬町出身。幼少期よりクラシックギターを学び、高校卒業後、2004年にペルーへ渡る。アンデスの農村地域で音楽の採集と研究を行いながら、アヤクーチョ出身のギタリスト、ラウル・ガルシア・サラテ(Raúl García Zárate)ら伝説的音楽家たちに師事し、アンデスの伝統的ギター音楽を学ぶ。2005年、ファースト・アルバム『Adios Pueblo de Ayacucho』をリリース。帰国後の2009年より、秩父を拠点にアートコレクティヴ「秩父前衛派」としての活動を開始。音楽、映画、写真、美術、演劇など多領域にわたる作品の発表、秩父地域の信仰・民謡・歴史などの調査や武甲山をめぐる環境問題にも取り組んでいる。主な作品に、映画「PYRAMID—破壊の記憶の走馬灯」(山形国際ドキュメンタリー映画祭、2015年)、《ダイナマイト・トラヴァース変奏曲》(瀬戸内国際芸術祭、2016年)、写真集『武甲山-未来の子供たちへ-』(キラジェンヌ、2017年)などがある。2025年4月には、アンデス音楽の呪術的・魔術的なサウンドを凝縮した通算43作目のアルバム『Layqa Taki』を発表。現在開催中の展覧会「AWAZU HOUSE INTO THE FUTURE! 粟津潔邸(1972) アワヅハウス、過去、現在、そして未来へ!」(AWAZU HOUSE ART CENTER)に出品。

長野県立美術館企画展「いきものの森」

2025年7月10日
#展覧会 #イベント

出品者冨岡奈津江(2010年修士課程修了)富田菜摘(2009年美術学部卒業) ほか日 程2025年7月19日(土)~ 2025年9月15日(月)時 間9:00~17:00 ※夜間特別開館 7月26日(土)は20:00まで開館(展示室入場は閉館の30分前まで)休館日水曜日観覧料一般 1,000(900)円大学生及び75歳以上 800(700)円高校生以下又は18歳未満 無料※()内は20名以上の団体料金会 場長野県立美術館長野市箱清水1-4-4WEB長野県立美術館主 観長野県教育委員会後 援長野市、長野市教育委員会、長野商工会議所、善光寺、長野県芸術文化協会、長野県美術教育研究会、(公財)八十二文化財団、(公財)ながの観光コンベンションビューロー、JR東日本 長野支社、信濃毎日新聞社、NHK長野放送局、SBC信越放送、NBS長野放送、TSBテレビ信州、abn長野朝日放送、FM長野、INC長野ケーブルテレビ協 力長野市城山動物園、長野市茶臼山動物園 【関連イベント】 びじゅつかん探検隊美術館にはふしぎがいっぱい!自由にお話しながら作品鑑賞を楽しみましょう。◉こども探検隊日時:2025年7月26日(土) 10:00~ 1時間程度対象:小学生以下の子どもとその保護者参加費:無料、要申込(専用フォームにて受付) ◉おとな探検隊日時:2025年7月26日(土) 14:00~ 1時間程度対象:中学生以上、どなたでも参加費:無料(要観覧券)、要申込(専用フォームにて受付夜間特別開館×ミロコマチコLive Painting音楽とともにミロコマチコが自由に描いていく、その場限りの絵と音楽のセッションをお楽しみください。日時:2025年7月26日(土)開場 17:30・開演18:00会場:本館1階 交流スペース外ウッドデッキ出演:絵|ミロコマチコ(画家・絵本作家)   音楽|田辺 玄、maika、あだち麗三郎参加費:無料、申込不要アップル×アップル城山動物園とのコラボイベント!作品《アルダブラゾウガメ アップルさん》をご本亀?!のアップルさんに見せに行こう!日時:2025年8月23日(土)10:00~12:00会場:本館 展示室1・2・3、長野市城山動物園ゲスト:大曽根俊輔(乾漆彫刻家)    塚田泰佑(城山動物園学芸員)参加費:無料(要観覧券)、要申込(専用フォームにて受付)出品作家によるオープントーク日時:2025年8月16日(土)10:00~11:00 岡江真一郎(アニメーション作家)   2025年8月30日(土)10:00~11:00 冨岡奈津江(陶芸家)、富田菜摘(美術家)会場:本館 展示室1・2・3参加費:無料、申込不要