EVENT

建築の手触りとデザイン:長い時間を生き続ける建築と愛着の問題について

2026年8月27日
#イベント #公開研究会

講師加藤耕一(建築史家、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授)進行金沢百枝(美術史家、多摩美術大学芸術学科教授 / IAAD所員)日程2026年9月17日(木)時間16:30〜18:00(開場 16:00)会場多摩美術大学 八王子キャンパス アートとデザインの人類学研究所 (メディアセンター4F・赤い部屋)対象本学学生・教職員、学外一般※参加自由 / 事前申込不要(当日会場にて記帳をお願いします)。※定員は40名程度。満席の際は入場をお断りする場合があります。お問合わせ多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723 メディアセンター4FEmail:iaa_info@tamabi.ac.jpWEB建築の手触りとデザイン主催多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所講師プロフィール加藤耕一|Koichi Kato1973年生まれ。建築史家。専門は西洋建築史、近代建築史、建築理論。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授。1995年東京大学工学部建築学科卒業。2001年同大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。主な著書に『建築のラグジュアリー 物質と構築がつむぐ建築史』(東京大学出版会、2025年)、『新建築 建築100年』(1・2、坂牛卓・権藤智之・長谷川香らと監修、新建築社、2025年)、『時がつくる建築――リノベーションの西洋建築史』(東京大学出版会、2017年)、『ゴシック様式成立史論』(中央公論美術出版、2012年)、『「幽霊屋敷」の文化史』(講談社、2009年)など。受賞にサントリー学芸賞、日本建築学会賞、建築史学会賞など。

多摩美術大学 助手展 2026

2026年8月26日
#展覧会

このたび、多摩美術大学では、本学に所属する助手・副手による展覧会「助手展2026」を開催する運びとなりました。本展覧会は、各専門領域に助手・副手として所属する有志により構成され、研究結果を示す場として2018年度より開催しております。芸術文化を担う人材の成長を支える立場であるとともに、現役の作り手として表現と向き合ってきました。学生や教員とは異なる視点で、感じとっているもの・考えていることを、作品を通して鑑賞者の皆様へお伝えできたら幸いです。 日 程2026年9月1日(火)〜2026年9月16日(水)休館日日曜日・祝日時 間10:00~17:00場 所多摩美術大学 八王子キャンパス アートテークギャラリー〒192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723 ※入場無料SNS多摩美術大学助手展2026会期中イベントギャラリーツアー(作品解説) / クロストーク9月4日(金)・5日(土)17:00〜19:00出品者秋元伊織(2025年美術学部卒業)荒木惠(2023年修士課程修了)飯沼陽(2026年美術学部卒業)井川脩人(2023年美術学部卒業)池谷貴子石川慎平(2014年修士課程修了)ウカゼイ(2023年修士課程修了)オウコウゲツ(2024年修士課程修了)臼井達也(2022年修士課程修了)神薗峻也(2023年修士課程修了)上柳夏海(2024年美術学部卒業)叶田百恵(2021年修士課程修了)川久保奏羽(2023年美術学部卒業)川端もくは(2024年修士課程修了)金龍主(2020年修士課程修了)久保田朱音(2026年美術学部卒業)工藤雄大(2023年修士課程修了)桑畑ひかり(2026年美術学部卒業)香焼知佳(2021年美術学部卒業)笹岡晴菜(2018年修士課程修了)佐藤ことみ佐藤真奈美佐藤翼(2024年修士課程修了)澤田優紀穂パクスミン(2024年美術学部卒業)白帆ひろみ(2021年美術学部卒業)杉岡みなみ(2016年修士課程修了)菅原陸(2024年修士課程修了)染井優希(2024年修士課程修了)園田将久(2021年美術学部卒業)辻出理玖(2026年美術学部卒業)鶴田慧(2025年修士課程修了)東本伊代徳保晴人(2023年美術学部卒業)豊田涼介(2023年美術学部卒業)中塚文菜中津川莉音(2026年修士課程修了)中添結深香(2026年美術学部卒業)中村羽菜(2024年修士課程修了)中村美津穂中村雪野(2022年美術学部卒業)長岩実穂(2022年修士課程修了)並木咲(2026年修士課程修了)鳴輪紗也加西島蓮(2015年美術学部卒業)西野萌黄(2022年美術学部卒業)福士りさ星萌(2022年美術学部卒業)三村萌嘉(2025年修士課程修了)元城宏保(2024年修士課程修了)矢野憩啓(2023年美術学部卒業)山口岳人(2023年美術学部卒業)山田渓樹(2022年修士課程修了)柚垣旭(2016年美術学部卒業)葉薈青(2022年修士課程修了)(50音順)

壁を超えたか|タマビノアレコレ

2026年8月25日
#展覧会

会場は、ベースボール・マガジン社および恒文社の創設者で、野球殿堂入りした池田恒雄氏のコレクション(小泉八雲文学資料館、スポーツ文化展示館など)を公開している池田記念美術館(新潟県 南魚沼市)です。多摩美術大学の1970年代からの、現代美術・抽象系の卒業生が中心となっている展覧会です。 日 程2026年9月5日(土)~2026年10月25日(日)休館日水曜日(祝日の場合には翌日)※9月23日(水・祝)開館、9月24日(木)閉館時 間9:00~17:00(入館は16:30まで)※最終日は15:00に終了入場料一般500円 / 高校生以下無料(企画・常設展含む)会 場池田記念美術館新潟県南魚沼市浦佐5493-3 八色の森公園Tel. 025-780-4080WEB壁を超えたか|タマビノアレコレ会期中イベント◉ Critique Session9月5日(土)10:00〜11:30◉特別文化講座「奇縁史談 ―多摩美術大学を創った新潟人 北昤吉と村田晴彦」9月5日(土)14:00〜15:30講師:石原祥行(潜覧文庫館長・作家)出品者青木 宣人(1981年美術学部卒業)赤岩 史子(1985年美術学部卒業)秋山 保久(1981年美術学部卒業)井口 大介(1982年美術学部卒業)石原 祥行(1978年美術学部卒業)稲垣 和江(1981年修士課程修了)内倉 ひとみ(1982年修士課程修了)大平 暁(2001年修士課程修了)大村 益三(1981年修士課程修了)海發 準一(1982年修士課程修了)柏田 彩子(2003年修士課程修了)金子 靖憲(1980年美術学部卒業)菊池 明彦(1982年修士課程修了)葛生 裕子(1988年美術学部卒業)倉橋 利明(1984年修士課程修了)栗原 勉(1981年修士課程修了)小林 重之(1983年修士課程修了)小峰 倫明(1983年修士課程修了)坂本 龍彦(1979年修士課程修了)桜井 智章(1981年修士課程修了)佐々木 悦広(1981年修士課程修了)佐藤 哲朗(1984年修士課程修了)塩見 奈々(1981年修士課程修了)芝 章文(1980年修士課程修了)下向 惠子(1981年美術学部卒業)城下 万奈(1998年美術学部卒業)菅原 孝之(1980年修士課程修了)杉田 正文(1974年美術学部卒業)杉本 和優(1976年美術学部卒業)須田 基揮(1976年修士課程修了)髙栁 麻美子(2003年修士課程修了)徳永 和宏(1982年美術学部卒業)中川 和佳(1981年修士課程修了)中村 一哉(1977年美術学部卒業)西田 周司(1977年修士課程修了)野田 裕示(1976年美術学部卒業)野田 龍二(1977年修士課程修了)萩原 宏典(1995年修士課程修了)原 高史(1992年修士課程修了)廣上 あかね(1998年美術学部卒業)深田 豊正(1979年修士課程修了)冬室 昌宏(1981年修士課程修了)本田 晴彦(1980年修士課程修了)前田 耕成(1975年修士課程修了)松本 清隆(1983年修士課程修了)山田 ちさと(1987年修士課程修了)吉田 和央(1975年修士課程修了)吉田 恭(1980年美術学部卒業)米満 泰彦(1982年修士課程修了)(50音順)

家村ゼミ展2026 「空間に、自然光だけで、那須佐和子の絵を置く」

2026年7月30日
#展覧会 #イベント

出品者那須佐和子日程2026年10月3日(土)〜 2026年10月26日(月)時間10:00~17:00休館日日曜日観覧料無料場所多摩美術大学️八王子キャンパス アートテークギャラリー1階〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723主催多摩美術大学美術学部芸術学科 展覧会設計ゼミ協力KEN NAKAHASHIお問い合わせ公式HP:多摩美術大学 芸術学科 展覧会設計 家村ゼミ展TEL:042-679-5627(多摩美術大学美術学部芸術学科研究室)Email:tenrankai.sekkei@gamil.com(展覧会設計ゼミアドレス)SNSX(旧Twitter):家村ゼミ展 Instagram:家村ゼミ展  10回目となる「家村ゼミ展2026 」では、「空間に、自然光だけで、那須佐和子の絵を置く」を開催いたします。  4年前に開催した「中村竜治 展示室を展示」は、本展の会場であるアートテークギャラリーが、 展示空間として設計された空間ではあるものの、ガラス面が多く外光が空間に大きく影響するとい う、展示空間としては特異な性質を備えていることを気づかせてくれた展覧会になりました。以来、「空間に、自然光だけで、日高理恵子の絵画を置く」、「空間に、自然光だけで、大竹利絵子の彫刻を置く」、「中村竜治 空間に、自然光だけで、フィルムを置く」と、人工光を用いず、自然光だけによる展覧会を継続して開催してきました。  今年の「空間に、自然光だけで、那須佐和子の絵を置く」も、その延長線上に位置付けられる展覧会です。ただし今回は、これまでとは大きく異なる点もいくつかあります。まず、展示構成の出発点として、那須の要望により、アートテークギャラリーにベニヤ板を設置することになりました。これまでの「自然光だけ」の展覧会では、ギャラリーそのものにはあえて手を加えず、既存の空間をそのまま受け入れることを前提としてきました。その環境のなかに作品や物質を置き、空間と作品が、時間、天候、状況に応じてどのように変化していくのかを観察することによって、これまで見えていなかったものに気づくことを大切にしてきたからです。それが、このシ リーズで大切にしてきたことでした。今回は、その前提に対して、作家自身の意思による「設え」が加わることになります。  また、那須は、これまでのシリーズで協働してきた作家とは異なり、今年30歳を迎える若い作家です。美術館での展示経験もまだ多くありません。しかし那須は、幼少期を演劇一家のなかで過ごし、舞台美術や演出に携わった経験を背景に、約560㎡、一部天井高9mにも及ぶアートテークギャラリーの空間に、臆することなく向き合っています。大きな空間を単に背景として扱うのではなく、そこにどのように絵画が立ち上がるのかを、独自の感覚で果敢に探ろうとしています。 さらには、今回は「色彩」が重要な要素となります。これまで取り上げてきた作品や物質は、いわゆる色彩を伴ったものではありませんでした。それに対して、那須の絵画は、薄く重ねられた油彩の色彩の層によって、風景や人物を描くことを特徴としています。自然光の移ろいのなかで、その繊細な色彩の層がどのように変化するのか。その変化は絵画の内部にとどまるのか、それとも空間全体へ と広がっていくのか。自然光のもとで立ち現れる色彩のあり方も、本展の大きな見どころです。  今年の展覧会もまた、那須佐和子の個展でありながら、単に一人の作家の絵画を自然光のもとで見る場にはとどまりません。光と翳、空間、絵画、天気、時間、音、そして居合わせる人々の振る舞い。それらが絶えず関係を結び直しながら、一人ひとり、個々の目と身体が異なる体験・体感を立ち上げる場となるでしょう。 【関連イベント】トークセッション①日 時:2026年10月10日(土)13:00 〜15:00会 場:多摩美術大学アートテークギャラリー1階105登壇者:那須佐和子(画家)    小林正人(画家)    鎮西芳美(東京都現代美術館学芸員)    家村珠代トークセッション②日 時:2026年10月12日(月・祝)13:00~15:00会 場:多摩美術大学アートテークギャラリー1階105登壇者:那須佐和子(画家)    青木淳(建築家)    中尾拓哉(美術評論家)    中村竜治(建築家)

Art Group Exhibition Produced by Kanon INOUEKOSSORI ETOILE 〜こっそりえとわーる〜

2026年7月29日
#展覧会

Nanase, Kanon INOUE, MIHO KAKINUMA, Saki Yanagi, SHoKO, Reiko Madriaga, Chihiro Hata このたび、展示会を開催する運びとなりました。小さな流れ星のような7人の芸術家たちが、それぞれの作品と、その作品を包む空間を紡ぎます。 夏の終わり、暑さの残る季節ではありますが、小旅行の途中、潮の香りや風を感じながら、少しだけ寄り道をするような気持ちで足を運んでいただけましたら幸いです。 日々作品と向き合い、積み重ねてきた時間や想い。それらを大切にしながら、準備を進めてまいりました。 私たちの創作に込めた悦びが、届きますように。皆さまとお会いできますことを、心より楽しみにしております。 出品者Nanase(七星)(2024年美術学部卒業)Kanon INOUE(井上花音)(2024年美術学部卒業)Saki Yanagi(柳咲葵)(2025年美術学部卒業)SHoKO(しょうこ)(2025年美術学部卒業)日 程2026年9月4日(金) 12:00-17:302026年9月5日(土) 12:00-17:302026年9月6日(日) 12:00-16:00会 場Gallery HUG FOR_.〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-1-29 今小路ビル2F(JR・江ノ島電鉄鎌倉駅西口より徒歩5分)時 間12:00~17:30 ※最終日は16:00迄Instagramこっそりえとわーる協 賛一般社団法人多摩美術大学校友会 ☆ギャラリーに専用駐車場はございません。近隣の有料パーキングをご利用ください。 ☆ギャラリー内でのご飲食・喫煙等はご遠慮ください。また、ギャラリー周辺では近隣住民の方や他のお客様にご迷惑となるような行為はお控えください。 ☆作品の販売に関するご案内は、後日、Instagramにてお知らせいたします。 その他出品者Reiko Madriaga(マドリアーガ 令子)Chihiro Hata(秦 ちひろ) メインビジュアルデザイン辰馬優奈

Up&Coming第20回展「409 Conflict」

2026年7月28日
#展覧会 #イベント

本展は、絵を描く際に、ひとつひとつの痕跡・筆跡が頭で想起した通りにいかないことをデータのエラーメッセージである「409 Conflict 」に準え、その誤作動の繰り返しさえも受容する絵画というものに幸福を感じながら、絵を描くことに向き合う6人の作家による展覧会です。 出品者伊澤真利奈(2012年美術学部卒業)長嶋由季(2014年修士課程修了)田中良太(2008年美術学部卒業)鈴木星亜(2012年修士課程修了)北村拓之(2013年美術学部卒業)ほか日 程2026年8月21日(金)~2026年9月27日(日)時 間12:00~19:00(金・土は20:00まで)休館日火曜日入館料無料場 所Up&Coming東京都渋谷区神宮前3-42-18WEBUp&Coming 【オープニングレセプション】2026年8月22日(土)19:00~20:00【トークイベント】(ゲスト:大島徹也/美術史家)2026年8月22日(土)17:00~18:30  409 Conflictとはクライアントのリクエストがサーバーの現在の状態と矛盾、競合している時に起きるHTTPステータスコード。複数のリクエストが同時に同じリソースに対して行われた、またはデータの同時更新が行われた時に起こるエラーメッセージ。何かを描く時、頭に浮かび上がる像を想起しながら、手には絵筆や絵具といった物質を持ち、腕の運動や手首にかける圧力等によって画面に撫で付けたり塗布を繰り返し、やがて図像=イメージが表面に立ち上がる。ここで言う想起した像は、風景であれば木々、人物であればその佇まいや表情など単体として成り立つような具体物に限らず、それらを形成するプロセス、つまりはひとつひとつの痕跡・筆跡を指す。絵筆を持った腕を動かし上から下に画面を撫でればそれは「線」になる、くらいの些細なものも含む。しかし、度々、いや常々、それは「想起した通り」にいかないように思う。私という自己が、または運動をつかさどる脳のどこかが、図像になる前の繰り返される行為を操作しながら次の判断へ繋いでいく。これらの過程はその時々の適切さを求めてはいるが、本当のところ期待も裏切りもほとんど等価としているかもしれない。成功や失敗といった二手の分岐がひとつひとつの結果ではなく、自分は何をどういうつもりで選択していたのかを知ることや意識する働きかけが大切だと思っている。事後的な結果を原因に響かせることで自分の行いは受け入れる成果のひとつになるのだろう。ここまでは頭ではわかっている。そうは思いつつもやはり、何かを選択している時の心理は期待・正確さに偏っている。例えば自分は自分の作品において、ことさら新しさなんて微塵も期待していない。それよりも良い絵が描きたい。諸々かいつまんでみると、雑念も大いにあって分析も追いつかず、絵画(自己表現)への期待感が欲となり、さらには複合した想いを背負った自己そのものが “ひとつひとつを同時に要求した一手”としてまかなう。改めて、絵を描く側として自然なことと思っている。それは描き手の自覚以上に目の前の画面が流動的に変化している状態に感じられる。まるでノミが不規則にジャンプしている状況をこちら側は動体視力では予測しきれない動きに見えることに似ていて、広い視野で軌道を追いながら一瞬の隙を狙うような対峙関係に近い。ノミの動きもこちらの動きも両方とも絵を描く自分自身(事後的な自己と現在の自己)と仮定してみる。平たく言うと試行錯誤などに置き換えても良いのだが、おそらくエラー「409 Conflict」を常に起こしている状態で、それを引き受けている、そういった態度なのかなと思っている。首尾一貫とならない現実に生きる難しささえ感じて、絵画はそれに対して受容する力があるように思えてしまうから、誤作動を繰り返しても間違いの起こらない安心を拠り所にしていると思う。自分が書くこういう訳のわからないテキストだってそれの一環だ。でもわかってほしい。これはきれいごとや現実逃避の話ではなく、現実に起こっている話であること。そして間違いを起こさないように注意しながらも正誤に捉われない誤作動という矛盾にわずかでも幸福を感じている者たちの話なのだ。(田中良太)