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【特集記事】第3回 卒業生の職場訪問 阿部智史さん×吉田圭さん(電通デジタル)vol.3

2024年3月29日

「世の中をちょっと良くする」を模索する、 ふたりが考えるクリエイティビティ。 多摩美OBが活躍する「電通デジタル」を訪問! 阿部智史さん(左)と吉田圭さん(右)総合デジタルファーム・電通デジタルに在籍し、コンサルティングや新規サービス提案に奔走する多摩美OB阿部智史さんと吉田圭さん。「社会をよりよくしたい」と口を揃えるふたりの対談を全4回で配信。在学時のエピソードから卒業後の進路、そして現在の仕事まで、それぞれの視点から美大生が獲得でき得るキャリアの広がりについて聞かせてくれた。 阿部智史(Satoshi Abe) 多摩美術大学美術学部情報デザイン学科情報アートコースを卒業し、レコードショップに勤めたのち、デジタルの世界へ。電通デジタル入社後は、顧客基点によるマーケティングDXの推進業務に従事し、マーケティング戦略策定、組織変革支援などのコンサルティングから、システム導入、アプリ開発といった基盤・施策領域の実行まで、デジタルを活用したビジネス変革を幅広く支援。カスタマーサクセスをテーマに、LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)を最大化するためのソリューション開発に尽力する。 吉田圭(Kei Yoshida) 多摩美術大学美術学部2部デザイン学科ビジュアルコミュニケーションデザインコース卒業。在学中よりプロダクションでWEBサイトのデザイン・設計・開発業務に従事。2014年より電通イーマーケティングワン(現電通デジタル)に合流し、サイト構築、プロモーション設計、コミュニケーション設計、顧客体験設計など、幅広い業界でプロジェクトの戦略立案、設計などに携わる。事業開発プロジェクトを得意とし、現在は家電ブランドの2030顧客接点の未来を構想するプロジェクトを推進中。 https://youtu.be/L__GCSLXYvg?si=uMim-5zTn2WMfeom それぞれのテーマとふたりのクリエイティビティ考察。 阿部:僕は今、企業の課題をコンサルテーションして解決していくお仕事をしていますが、「売らないで、どうビジネスを成長させるか」というのを実はテーマとしているんです。 吉田:「売る」ことだけが企業成長ではない、と。 阿部:そうです。少子高齢化や経済の低迷など日本の市場は確実にシュリンクしていて、モノはどんどん売れなくなって行くわけです。そんな中で、新しいものばかりではなく、ずっと使い続けてもらうことを考えるとか、もっと好きになってもらうことを考えるとか。マーケティングや広告ではないカタチで生活者と企業の一助になるような仕事ができるのが、「電通デジタル」のいいところだとも思っています。 吉田:僕はデジタル以外の業界を検討しながら結局またデジタル業界に戻ってきたわけですが、ホームページやメールマーケティングなどのお仕事を経て、今は企業の新規事業をつくるというのを主に担当させてもらっています。新しいものとか、サービスとかもともと大好きでしたから、やりがいがありますね。 阿部:デジタルの世界、吉田さんにもめちゃめちゃフィットしているということですね。 吉田:僕、役に立っているかな?と思う瞬間は、サービスを考えた際に、おおよその外観を瞬時に描けることかな、と思っていて。こういう仕組みには何が必要で、そうなるとどんなリソースが必要とか。そういうのって、ホームページやWEBを設計してきた前職までの経験がとても活きていると感じています。 阿部:組織内でも最終のアウトプットイメージを瞬時に描ける人は希少かもしれません。 吉田:新しいモノをつくる時って、すでに「答え」があるものに向き合っていたら遅れてしまうと思っているんです。例えばオンラインショップでいえば、その一つの「答え」ってAmazonですよね。だから今からAmazonを真似しても勝ち目がない。特にコロナ禍以降はそのスピードが加速していると感じていて。 阿部:確かに。 吉田:昔はそのスピードがもっと緩やかだったので、模倣が通用していたと思うんです。けれど、世の中のスピードが変わったからには、事例があるところに向かってもダメだと考えています。そのときに、美大や予備校時代に身につけた「答え」がないモノに向き合って思考する姿勢がとても役に立っている。それと、「答え」が一つではないところに向かって考えること、僕はそれ自体がすごく好きみたいですね。 阿部:世の中に「答え」ってないですからね。たぶん、正解もないと思う。 吉田:コンサルの領域だと「答え」は求められませんか? 阿部:そうですね、めちゃくちゃ求められます。だから左脳的にロジックを整理して、どこから見ても非のないようにきちんと組み立てることをまずはやる。なんですけれど、それだけだと誰かほかの人が考えた時にも同じようなものが出来上がってしまう。要するに、正解だけをつくろうとすると、みんな同じところに行き着いてしまうんです。 吉田:「答え」や「正解」は、求められがちになりますからね。 阿部:だから僕はそこにちょっと右脳的な要素を加える。「美しい」ってどういうことだっけ?とか、人の心を動かすためには、何が必要なんだったっけ?とか。抽象的だけど、絶対“みんなの中にあるだろう”ということを考えて加えるようにしています。というか、美大の頃に鍛えられて、感覚的に自分の中に根付いているのかもしれません。 吉田:いわゆるコンサルティング的に考える方たちはロジカルに思考を積み上げていって、「正解」を求めることをされているように思います。けれど、そもそも「答え」が一つではないことはクリエイティブ的な前提ラインでもあると思う。例えば、最終形を決めてからロジックを組み立てるとか、両面性もあると思っています。 阿部:僕は「阿部の考えることってロジックだけじゃない。ちょっと柔らかいところとか、言語化しにくい気持ちの部分に取り組んでくれるところがいいな」と思ってもらえるようなことを価値として付け加えていける人でありたいと思っています。 吉田:だからこそ阿部さんは特殊なポジションになるんですよね。左脳だけで整理する人ではない価値を出せる人。 阿部:僕なんかがおこがましいのですが(笑) 吉田:「クリエイティブってなんだろう」と考えたときにも、やっぱり答えが一つじゃないことを見出すことが原点にあるのかな、と僕は思っていて。おそらくその「クリエイティブの良さ」みたいなものを言語化(説明)できないことなのかなと思います。 阿部:説明できない何か、というのはあるかもしれないですね。 吉田:そうですね。例えば「めちゃめちゃイケているコピーが、なんでイケてるのか。」というのって、ある一定のロジックは組み立てることができても、完全には解説できないかもしれないし、「再現性があるか」といえば、おそらく難しい。 阿部:クリエイティブなことって必ずしも表現とか意匠とかに限らなくて、そうではないものも僕はクリエイティブだなと思っているんです。 vol.1〜「紆余曲折。」はこちら vol.2 〜「デジタルの世界へ。」はこちら vol.4 〜 「最終回「世の中」のためになりたい。」はこちら

べかたろう『たべものなんだ』出版のお知らせ

2024年3月28日
#出版

書籍名たべものなんだ著者べかたろう(2015年美術学部卒 他)発行元株式会社KADOKAWA定価1,320円(本体1,200円+税)判型165×165mm/角丸製本総頁24頁ISBN978-4-04-606854-5発売日2024年3月21日(木)WEBKADOKAWA(販売サイト) ■ 概要べかたろうの「本物で感じるたべもの絵本」シリーズ第3弾!【0才から5才】 ★デビュー作『どんなかお?』第16回MOE絵本屋さん大賞2023 ファーストブック賞 TOP20入選★第1弾『どんなかお?』第2弾『かえましてん』、乳幼児向け子ども番組『シナぷしゅ』(テレビ東京系列)にて放送 これなんだ? いちごのおうち?はなれてみたら……ホットケーキ!思わぬ姿にビックリドッキリ。見た目が変わると、お名前も変わるね!お料理の発見といっしょに柔らかい頭も育つ写真絵本。 ★やわらか脳や食育にぴったり★「豊かな感性を伸ばす格好の絵本」汐見稔幸(東京大学名誉教授) 「食べてみたい!が沸いてくる」長谷川あかり(料理家・管理栄養士) ■ 著者プロフィールべかたろう“「食」への関心、新しい視点の発見”をテーマに、たべものを使ってイメージを見立て表現する4人グループ。近著は『どんな かお?』『かえましてん』。メンバーは広告業界に従事する、ムービーディレクターの白玖欣宏(OTAMIRAMS)、フォトグラファーの近藤恵佑、フードコーディネーターの瀬元聖央、フォトレタッチャーの谷山香織。食材の新しい視点を考える「“食”写真絵本」、親子向けの「“食”ワークショップ」など日々制作&活動中。Instagram: @bekataroX: @bekataro

大橋 玄さん「第62回 富士フイルムフォトコンテスト」優秀賞受賞

2024年3月27日
#展覧会 #受賞

本学卒業生の大橋玄さんが、「第62回 富士フイルムフォトコンテスト」 の組写真部門で、優秀賞を受賞されました。おめでとうございます!作品は入賞作品発表展で全国4都市で展示されます。 受賞者大橋 玄(2001年美術学部卒業)受賞「第62回 富士フイルムフォトコンテスト」 組写真部門 優秀賞WEBFUJIFILM HP 会場富士フイルムフォトサロン 東京東京東京都港区赤坂9-7-3 フジフイルムスクエア内会期2024年4月12日(金)~2024年4月24日(水)[全部門一斉展示]10:00~19:00 (入館は終了10分前まで)/最終日16:00まで 会場富士フイルムフォトサロン 大阪大阪府大阪市中央区本町2-5-7 メットライフ本町スクエア1F会期2024年5月10日(金)~2024年5月16日(木)[全部門一斉展示]10:00~19:00 (入館は終了10分前まで)/最終日14:00まで 会場富士フイルムフォトサロン 札幌北海道札幌市中央区大通西6-1 富士フイルム札幌ビル1F会期2024年6月28日(金)~2024年7月3日(水)[自由写真部門・組写真部門]10:00~18:00 (入館は終了10分前まで)/木曜 休館※ 6月29日(土)は13:00~18:00 会場富士フイルムフォトサロン 名古屋愛知県名古屋市中区栄1-12-17 富士フイルム名古屋ビル1F会期2024年7月26日(金)~2024年8月1日(木)[自由写真部門・組写真部門]10:00~18:00 (入館は終了10分前まで)最終日は10:00~14:00

【特集記事】第3回 卒業生の職場訪問 阿部智史さん×吉田圭さん(電通デジタル)vol.2

2024年3月22日

「世の中をちょっと良くする」を模索する、 ふたりが考えるクリエイティビティ。 多摩美OBが活躍する「電通デジタル」を訪問! 総合デジタルファーム・電通デジタルに在籍し、コンサルティングや新規サービス提案に奔走する多摩美OB阿部智史さんと吉田圭さん。「社会をよりよくしたい」と口を揃えるふたりの対談を全4回で配信。在学時のエピソードから卒業後の進路、そして現在の仕事まで、それぞれの視点から美大生が獲得でき得るキャリアの広がりについて聞かせてくれた。 阿部智史(Satoshi Abe) 多摩美術大学美術学部情報デザイン学科情報アートコースを卒業し、レコードショップに勤めたのち、デジタルの世界へ。電通デジタル入社後は、顧客基点によるマーケティングDXの推進業務に従事し、マーケティング戦略策定、組織変革支援などのコンサルティングから、システム導入、アプリ開発といった基盤・施策領域の実行まで、デジタルを活用したビジネス変革を幅広く支援。カスタマーサクセスをテーマに、LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)を最大化するためのソリューション開発に尽力する。 吉田圭(Kei Yoshida) 多摩美術大学美術学部2部デザイン学科ビジュアルコミュニケーションデザインコース卒業。在学中よりプロダクションでWEBサイトのデザイン・設計・開発業務に従事。2014年より電通イーマーケティングワン(現電通デジタル)に合流し、サイト構築、プロモーション設計、コミュニケーション設計、顧客体験設計など、幅広い業界でプロジェクトの戦略立案、設計などに携わる。事業開発プロジェクトを得意とし、現在は家電ブランドの2030顧客接点の未来を構想するプロジェクトを推進中。 https://youtu.be/L__GCSLXYvg?si=uMim-5zTn2WMfeom デジタルの世界へ。 阿部:レコード屋が廃業して、25を過ぎて、初めて社会でやっていくために何かできるようにならなきゃと焦るようになりました。 吉田:僕にも転機のようなものがありました。それが28歳。僕は大学4年生の頃から毎年自分の誕生日パーティーを1年がかりで企画して、100名くらい招待して、場所を借りて、印刷物を手配して、盛大に行っていたんです。でも5回目を迎えた28歳のときにふと「このまま30になるのはマズイ」と思って。テレビ業界やイベント業界に興味があったので就活して回ってみましたが、実績がないので全部ダメでした(笑) 阿部智史さん(左)と吉田圭さん(右) 阿部:僕はレコード屋のあとデジタルを中心にしたプロダクションに丁稚奉公みたいな感じで入りました。デザインも、撮影も、ライティングもすべて見よう見まね。プロデューサー業、ディレクター業、とにかくなんでもやりました。そうしているうちに、せっかく自分が美大で学んだ“ものの見方”をもっと活かして、世の中のためになる、創造的な仕事をしたいと思うようになりました。 吉田:僕は転職エージェントに相談に行きましたね。すると、学生時代のプロダクション時代の経験が活かせそうだと教えてくれて、デジタル系の小さなベンチャーに面接へ行きました。そしたら面接20分で即採用。その社長の決断のスピードに惚れてしまって、デジタルの世界に入ったわけです。 阿部:それまでデジタルに興味があったわけではないんですね。 吉田:覚えているのが入社初期のこと。唐突に打ち合わせに連れて行かれて、偉い人と会食をして、プレゼンに同席して、いきなり資料を作成しといてと言われて。さらに翌週は唐突に一人で打ち合わせ。その仕事、受注したんですよ。「吉田くんすごいね」と社長にも言われて。もう、アドレナリンどばーって感じです。 阿部:適性があったということだ。 吉田:そこからは自分のキャパシティと仕事のバランスが取れない程に案件を詰め込みました。仕事していることが楽しかった。たぶん、求められるのが嬉しかったんでしょうね。それまで就職もせずにふらふらしていましたから、自分に頼み事をされるという経験も少なかった。次の仕事、次の仕事ってどんどん求めてもらえることが嬉しかったのだと思います。 阿部:結局僕らふたりとも、美大の学びに救われていますね。僕は電通デジタルに就職するまでに3回転職をしていますが、突き詰めていくと、表現とかデザインとかクリエイティブとかっていうのは、表面に出てくる意匠やデザインだけではないと感じていて。 吉田:そう。それ以外のところでデザインするということが面白いという気づきがありました。 阿部:僕、いわゆる広告業というようなところにも身を置いていたことがあるんですが、広告って少し虚しいな、と思ったような時期もあって。 吉田:僕らは広告屋でもありますが(笑) 阿部:というのも、広告ってやはりすごくお金がかかるんです。CMもグラフィックも、めちゃくちゃお金をかけて、もちろん経済を動かすために必要だし、多くの人を感動させる事もできるんです。でも、なんかこう、寂しさみたいな感覚が抜けなくなってしまって、一度打ちひしがれたことがあるんです。 吉田:ははは。阿部さんはどうして電通デジタルにきたんでしょうね。 阿部:入社のきっかけは人との出会いです。広告以外のところで、自分のやってきたことや、やれることを活かして何かできないかと思っていた時に、電通デジタルの上司になる人に出会いました。そのときにその人、「これから電通はモノを売る会社じゃなくなる」と言われたんです。 吉田:ほう。 阿部:「電通」といえば徹底的にモノを売るための会社というイメージがありました。失礼ながらそう思っていたその会社の偉い人が「これからはモノを売るという時代が終わる」「電通はそういう会社じゃなくなる」と言ってるんです。それ、なんかすげー面白いと思って。 吉田:「売ることだけを考えてきた会社」のイメージだったわけですからね(笑) 阿部:これからこの会社はどうなるんだろう、とワクワクしました。それと、この人たちと一緒に働きたいと思いましたね。 吉田:実際、今阿部さんがされているお仕事って、モノを売らないですものね。 阿部:吉田さんの場合は? 吉田:自分で言うのもアレですが、僕、前の職場でエースだったんですよ。会社の売上の大きな部分に自分が関わっているみたいな。今思えば井の中の蛙ですよ、はずかしい。なんとなく次のステップを探したいと思いはじめ、電通デジタルに面接に来たんです。そしたら、めっちゃ話が合うというか。こんなに話が合って、優秀な方がいる環境で働きたい、と思って入社を決めました。 vol.3 〜「それぞれのテーマとふたりのクリエイティビティ考察。」はこちら vol.1〜「紆余曲折。」はこちら

森相文宏さんが「HKDA BAD(ブランドデザインアワード)2024 GRAND AWARD OF THE YEAR」ほか、3つのアワードで受賞

2024年3月13日
#受賞

多摩美術大学卒業生の森相文宏さん(1990年美術学部卒業)が、3つのアワードで受賞されました!おめでとうございます!・HKDA BAD(ブランドデザインアワード)2024 GRAND AWARD OF THE YEAR・ASIA DESIGN AWARD2024 WINNER 2作品・枠を超えていく新聞広告賞 広告主特別賞 【HKDA BAD(ブランドデザインアワード)2024 GRAND AWARD OF THE YEAR】香港のプロのデザイナーによって認められた最初で唯一のブランド賞。 受賞HKDA BAD(ブランドデザインアワード)2024 GRAND AWARD OF THE YERAWEBHKDA BAD 【ASIA DESIGN AWARD2024 WINNER】2016年、アジアを基盤に優れた社会的デザインを発掘するためにスタート。 受賞HKDA BAD(ブランドデザインアワード)2024 GRAND AWARD OF THE YERAWEBASIA DESIGN AWARD2024 【枠を超えていく新聞広告賞】既成の枠を超えようとするアイデアにフォーカス。全国のクリエイターやコピーライターに、新聞広告や、長崎の企業や団体、長崎県という地域について、考え、形にしてもらうことで、長崎県を元気にしていきたいとの思いで開催。 受賞枠を超えていく新聞広告賞 広告主特別賞WEB枠を超えていく新聞広告賞

岡﨑未来さん「第4回 公募アートハウスおやべ現代造形展」入選

2024年2月15日
#受賞

写真提供:松藤智恵 写真提供:アートハウスおやべ 多摩美術大学修了生の岡﨑未来さんが、第4回 公募アートハウスおやべ現代造形展で入選されました。おめでとうございます! 【アートハウスおやべ現代造形展】 本展覧会は全国から広く作品を募集し、「アートの今」の姿を表現・発信することで、新たな美の交流をつくり出すことをねらいに開催します。4回目となる今回は全国41都道府県より359点の応募があり、若手からベテランまで幅広い年齢層にわたる作品には、社会や人生の様々な問題と向き合うものなど、多彩な表現が見られました。その中から選ばれた平面・立体・インスタレーションの入賞・入選作品36点を、アートハウスおやべの展示室やオープンギャラリー、野外のアートガーデンに展示します。 現代の美の創造に挑戦する新鮮でオリジナリティーに富んだ作品をご覧ください。■審査員▪︎島敦彦 国立国際美術館長▪︎麻生恵子 富山県美術館 普及課長 学芸員▪︎内呂博之 公益財団法人ポーラ美術館 学芸員 出品者岡﨑未来(2017年修士課程修了)入選「第4回 公募アートハウスおやべ現代造形展」<平面>場所アートハウスおやべ富山県小矢部市鷲島10番地WEBアートハウスおやべ

創作活動スペース「START Box ササハタハツ・お台場」アーティスト募集のお知らせ

2024年2月7日
#公募

東京都生活文化スポーツ局より、創作スペース「START Box」のアーティスト募集のご案内です。2023年4月に東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が、アーティストの創作活動スペースとして「START Box」をオープンしました。本スペースは、都営住宅の空き店舗を活用し、作品づくりの環境を求めるアーティストを対象に、利用しやすい料金で貸し出しいたします。新たな創作活動が本スペースからスタートすることを期待しています。施設の詳細やお申し込み方法については、公式ウェブサイトや募集要項(ササハタハツ・お台場)をご確認ください。 募集期間令和6年1月29日(月)~2月28日(水)※申請状況等によっては受付期間を延長する場合がございます。   START Boxササハタハツ ●所在地 笹塚〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2丁目42番都営笹塚2丁目アパート42-15号棟1階 幡ヶ谷〒151-0072 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目52番都営幡ヶ谷2丁目第2アパート52-1号棟1階 ●貸出期間 下記の希望する期間 (1)短期①:令和6年4月10日(水)から6月28日(金)まで 合計80日間(2)短期②:令和6年7月7日(日)から9月24日(火)まで 合計80日間(3)長 期:令和6年4月10日(水)から9月24日(火)まで   合計168日間 ※(3)は、笹塚(3区画)、幡ヶ谷(3区画)のうち各1区画のみ募集。※物品の搬出入を含みます。 ●使用可能時間 午前9時~午後9時 ●使用料 ①笹塚短期:(80日間)  44,800円長期:(168日間)   94,080円 ②幡ヶ谷短期:(80日間)  39,200円長期:(168日間)   82,320円 ※ 使用料金は使用有無・使用時間に関わらず、承認された期間分の金額が発生します。※ 使用承認後、指定口座に使用開始日の5日前までに全額をご納付ください。(希望する場合は、分割納付も可能です。)※ 原則、1区画につき1名で使用してください。※ 銀行振込のみ。振込手数料は利用者負担となります。 ●応募資格 (1) 美術・映像等の創作活動場所を必要としていること(2) 利用規約を遵守できること(3) 使用申請時点で満18歳以上40歳程度までであること(4) 都内在住、在勤又は最終学歴が都内の学校であること ※オープンスタジオ、ワークショップ、作品の展示など地域住民や関係者の交流等に御協力をお願いします。 ●対象ジャンル 美術、写真、メディア芸術等のビジュアルアーツ(演劇、舞踊等は除く) ●お申し込み方法公式ウェブサイトをご確認ください START Boxお台場 ●所在地   〒135-0091東京都港区台場一丁目5番4号トミンハイム台場五番街4-101※建物1階の駐車場内にあります。 ●貸出期間 令和6年4月10日(水)~9月24日(火)まで 合計168日間※物品の搬出入を含みます。 ●使用可能時間午前9時から午後9時まで ●使用料 199,920円(分割での納入も可能) ※1ヶ月(30日)当たりに換算すると35,700円です。※ 使用料金は使用有無・使用時間に関わらず、承認された期間分の金額が発生します。※ 使用承認後、指定口座に使用開始日の5日前までにご納付ください。※ 銀行振込のみ。振込手数料は利用者負担となります。 ●応募資格 (1) 美術・映像等の創作活動場所を必要としていること(2) 利用規約を遵守できること(3) 使用申請時点で満18歳以上40歳程度までであること(4) 都内在住、在勤又は最終学歴が都内の学校であること ※グループで利用する場合、利用者全員が応募資格に該当する必要があります。※グループで同時に利用可能な人数は、申請者を含め原則6名までとなります。※オープンスタジオ、ワークショップ、作品の展示など地域住民や関係者の交流等に御協力をお願いします。 ●対象のジャンル美術、写真、メディア芸術等のビジュアルアーツ(演劇、舞踊等は除く) ●お申し込み方法公式ウェブサイトをご確認ください

【受付終了】芸術活動助成2024|募集要項

2024年1月26日
#校友会 #公募 #助成金

芸術活動助成とは、意欲的に芸術活動に取り組む多摩美術大学の卒業生と在学生(正会員と準会員)を応援するプログラムです。 2024年度分の募集を1月29日より開始いたします。【2月29日締切】⇒2024年度募集要項( PDF形式 )⇒申請書類の指定書式はこちら ( Excel形式 ・ PDF形式 )⇒これまでの芸術活動助成 1. 対象2024年4月1日~2025年3月31日に実施される、展覧会、映像上映、パフォーマンス、公演、出版、ワークショップ、発表会、講演会などの広く社会に向けて「芸術文化の発展に寄与する」企画・活動を行う正会員*1と準会員*2※実施期間が年度をまたぐ場合は、いずれかの年度1回のみの申請とする。※個人・団体いずれも申請可。ただし団体の場合は代表が正会員または準会員であること。*1 正会員終身会費(3万円)を納めた多摩美術大学の卒業生。2002年3月以降に卒業された方は、入学時に終身会費を予納していただいています。*2 準会員多摩美術大学に在籍している学部生・大学院生。ただし、学内進学の大学院生は正会員です。* 会員ステータスの確認はこちらからお問合せください。 2. 助成金額正会員と準会員団体申請/1人あたり1万円個人申請/1人あたり2万円※助成金は個人に支給します。団体の場合は、メンバー個人それぞれの口座へお振込します。※1団体あたりの助成金額の上限は15万円とする。 3. スケジュール募集期間2024年1月29日(月) ~ 2月29日(木) 必着上記期間内に、申請書類一式を校友会事務局までメール・郵送・持参のいずれかで提出してください。※メール・郵送の場合は、書類受付から5営業日以内に、書類記載のメールアドレス宛へ、受付の確認メールをお送りします。期間内に確認メールが届かない場合はお電話にてお問合せください。※持参の場合は、事務取扱時間のみ受付(1月30日(火)〜2月19日(月) の期間中は入試に伴い大学内入構禁止)結果公開2024年3月29日(金)に校友会HPにて公開 4. 申請書類以下、全ての書類をご提出ください。【指定書式1】申請書【指定書式2】メンバー名簿 【指定書式3】収支予算内訳書【自由書式】活動内容がわかる資料 ※冊子の提出は不可※企画イメージ図・略歴・作品画像・過去の活動がわかる資料など指定書式は以下のリンクからダウンロードしてください。⇒ Excel形式⇒ PDF形式 5. 注意事項企画について・個人/1団体につき、1企画とする。・「卒業・修了制作展」「授業・学科単位の活動」は対象外とする。 ・申請メンバー全員が企画に参加していること。 選考について・申請資格・企画・活動が助成対象として適切かを、校友会で審査・選考します。・申請多数により申請総額が280万円を上回った場合は、団体申請/1人あたり1万円、個人申請/1人あたり2万円となるよう採用者/採用団体を選出します。・選考結果は、採用者/採用団体にのみメールで通知します。 団体の場合は代表者に通知します。・採用者/採用団体には別途、採用通知書および誓約書を郵送します。・採用者/採用団体は企画・活動完了後、報告書類とアンケート(申請メンバー全員分)と肖像権・著作権使用同意書をご提出いただきます。それぞれの指定書式は、選考結果通知に同封し送付します。・選考および選考結果に関するお問い合わせには一切お答えできません。ご了承ください。その他・団体もしくは申請者/申請メンバーが営利団体を母体としていないこと。・助成金の振込先が日本国内の金融機関口座であること。・助成金の支給は、報告書類の提出・確認後になります。・採用された場合、広報物に協賛名義を表記していただきます。・申請者/申請団体の企画・活動情報および個人情報は、原則として本人確認・校友会データベース更新・選考以外には使用されません。ただし例外として、校友会事業報告・案内に限り、採用者/採用団体の企画・活動情報を使用する場合がございます。あらかじめご了承ください。・企画・活動の報告で虚偽の記載が判明した場合や企画・活動の全部または一部が実施されなかった場合、申請を無効とします。助成金支給後に判明した場合は、助成金を校友会に返還するものとします。 6. 採用後の流れ企画実施前に・誓約書を提出してください。・広報物に協賛名義を表記してください。※入稿前に校正確認をします。※採択前に広報物を入稿される場合は不要です。・配布可能な広報物を提出してください。※配布可能な広報物を作成しない場合は不要です。・校友会HPおよびSNSにて企画情報を掲載します。→掲載例企画実施中に・来場者数を記録し、記録撮影をしてください。企画実施後に・活動報告/アンケート(申請メンバー全員分)/肖像権・著作権同意書を提出してください。・上記提出物の精査完了日の、翌月10日に助成金を指定口座へお振込みします。※助成金は個人に支給します。団体の場合は、メンバー個人それぞれの口座へお振込します。 7. 応募先・お問合せ一般社団法人 多摩美術大学校友会事務局所在地〒192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723 多摩美術大学八王子キャンパス リベラルアーツセンター1階21-110事務取扱時間平日 9:00~11:30/13:00~17:00Tel042-676-0802E-Mailinfo@alumni.tama-art-univ.or.jp