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畑山太志 個展 「未来の数」/ グループ展 「Light Echo」

2023年8月2日
#展覧会

畑山太志 個展 「未来の数」出品者畑山太志(2017年 大学院修了)グループ展 「Light Echo」出品者菅原彩美(2017年 大学院修了)塙康平(2017年 大学院修了)畑山太志(2017年 大学院修了)ほか日程2023年8月4日(金)~2023年8月27日(日)休廊日月曜日 ※祝日オープン時間12:00〜19:00場所コートヤード HIROO ガロウ東京都港区西麻布4-21-2協力EUKARYOTE問合せgarou@cy-hiroo.jp(コートヤード HIROO ガロウ)WEBTHE LIBRARY 2023 畑山太志 個展 「未来の数」グループ展 「Light Echo」 上田智之、菅原彩美、畑山太志、塙康平 キュレーション: 畑山太志 コートヤード HIROO ガロウにて畑山太志 個展「未来の数」 と、畑山太志キュレーションによるグループ展 「Light Echo」 を開催致します。 今回はガロウ1F で畑山の新作を、2F で畑山キュレーションによる、「Rejoice! 豊かな喜びの証明」「Rejoice! 豊かな喜びの証明 II: Kairos」に続く上田智之、菅原彩美、畑山太志、塙康平による三度目の展覧会 「Light Echo」を二本立てでご高覧いただけます。 印象派とも、シュルレアリスムとも、エクスプレッショニズムとも言えない、畑山が表現し続ける「素知覚」とは一体何なのか。彼らが引用している数学者 岡潔は「人は本来、物質的自然の中に住んでいるのではなくて、魚が水の中に住んでいるように、心の中に住んでいます。」と伝えています。(新潮社「数学する人生」より引用) 人間が人間らしく生きていない「物質が元で心が末」の戦後の西洋基盤の社会において、人間の心の本質に迫るのは到底不可能に思えます。岡潔が言った人の心を構成する二つの要素、「懐かしさ」や「喜び」はどこにあるのだろうか。 そのかけらが畑山のいう「素知覚」に、そして「Light Echo」に散りばめられている、そんなことを感じさせてくれる展示となっています。 私たちは、本当は、可視化されることはなくとも、物質や時間に縛られない心の感覚を知っているのではないでしょうか。会期中ぜひ体験してください。― コートヤード HIROO畑山太志個展「未来の数」この先に起こる物事の可能性はいくつもの入口を開けて待っている。あるひとつの入口はなにかの始まりかもしれないし、もしかしたらなにかの途中に入りこむことかもしれない。あるいは先に向かうことだと思っていたとしても、それが過去につながっていくこともまたありえることだ。今この瞬間にも私たちを取り囲んでいる時空は、ある形を保ちながらも歪んでいて、別のところから別のところへと自在に行き来することが可能なものだ。仮に私たちが線的な時間のうえで生きているのだとして、未来という言葉はただ単純にこの先を指し示す指標ではない。パラレルな線に移動すること、過去に進むこと、リニアな形を無効にすること。どれも未来である。2023.7.13 畑山太志グループ展 「Light Echo」上田智之、菅原彩美、畑山太志、塙康平 キュレーション: 畑山太志 展示室に差しこむ光が人の心に触れるとき、私たちはなにを感じて、なにを思い出すことができるのだろうか。この星に生きているということを彼方からの震えから知ることもあれば、目の前の小さな喜びから知ることもまたあり得ることだろう。たったひとつの作品と向き合うことは、そこに広大な心の地平を認めて、過去・現在・未来という時間を抜けてノンリニアな世界に溶けこんでいくと同時に、ある音の響きに耳を澄ませていく。それは新しい道が示される心の反響音と言えるかもしれない。 本展「Light Echo」は「Rejoice! 豊かな喜びの証明」(アキバタマビ 21、2020、東京)、「Rejoice! 豊かな喜びの証明II: Kairos」(セゾンアートショップ、2021-2022、神奈川)に続く 3 回目の展覧会である。数学者の岡潔は、花を見て美しいと感じる心の地下水脈に「情緒」という名を与えている。可視化されるものでなければ、その存在はないものとされてしまうものに対して先人たちはさまざまな仕事をしてきた。レイチェル・カーソンによる「センス・オブ・ワンダー」もまた不可視の水源のひとつだろう。私たちの心深くに胎動するものを、過去ふたつの展覧会では、大江健三郎の小説『燃えあがる緑の木』でこだまする「Rejoice!」という掛け声で震えを起こさせようとしてきた。そしてその響きは失われることなく、本展覧会へと反響を伝える。 上田智之は、実際に経験した光景をもとに丹念な写生を繰り返し、透明水彩による繊細な薄い絵具の重なりによって、鮮明な輝きを透明な層にとどめる。その濁ることのない層において一瞬と永遠のイメージを定着させる方法は、残響のように記憶のなかにある私たちがかつて見た光景に響いていく。 菅原彩美の油彩画は、音の響きそのものが画面上で波紋を起こし、前後の時間感覚を歪ませるような高波動の視覚的音楽が結晶している。強い求心力をもつその絵画と対峙することは、可聴域の外側の世界に身を浸すことにほかならない。 畑山太志は、絵画作品によって不可視の次元を顕在化することを試みている。私たちが生きる時空は均一で揺るがないものでは決してなく、無数の存在たちと複数の時間・空間が多方向に共存する次元であることを捉え直していく。 塙康平による光沢ある黒い紙にペンを用いたドローイングは、作家自身の具体的な経験から想起された海景や花畑などが描かれる。それらは粒子状の光のハレーションを起こしながら、子どものころの内なる感覚や、内省的な感情の響きを深く繊細に伝えてくる。 今ここには存在しないとされるものをこの場に召喚して、不可視の存在を確かめるためにエコーは鳴り響く。私たちはその響き合いのさなかで、心の在りかを見つめることになる。2023.6.26 畑山太志

【特集記事】第2回 卒業生の職場訪問 新城宏明さん(BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN)vol.3

2023年7月27日

美大生時代のような、「楽しい」の感覚を追求する今。三浦海岸にシェアスペースを拓いた、建築士・新城宏明の胸の内。<後編> コロナ禍に神奈川県三浦海岸に移住し、シェアスペース「BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN」を開業した一級建築士・新城宏明。三浦海岸を拠点に、「エリアリノベーション」に走り出した新城が、建築業界を目指したきっかけや美大で得たもの、これからのものづくりについて聞かせてくれた。 新城 宏明(Hiroaki Arashiro) 一級建築士、建築デザイナー。ボリビア生まれ、横浜育ち。多摩美術大学造形表現学部デザイン学科スペースコミュニケーションコース卒業。建築の専門学校を卒業し、造作大工として活動した後、3年次編入で多摩美に入学。空間デザインを専攻し、デザインに対する美意識を高める。現在は神奈川県三浦海岸でシェアスペース「BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN」を主宰。自然豊かな環境を拠点とし、クリエイティブの力で街の活性化を企む。 <前編>はこちら 「みんなでつくる」が、おもしろくて。建築+αの実践へ 美大で学びながら建築士を志していた時代から、漠然と「独立」の目標を掲げていました。その理由の一つに、いろんな能力を持った仲間たちとものづくりをしたいという思いがありました。 とはいえ、自分自身が急に何かができるわけではありませんから、最初は住宅設計事務所や店舗設計施工事務所に勤めました。その後、縁があって多摩美のデザイン学科へ副手として戻り、デザイン学科教授(現在環境デザイン学科教授)の堀内正弘先生の元でシェアスペースやコミュニティーの作り方を学ぶ機会をいただき、場づくりに興味を持つようになりました。 一級建築士の資格を取得し、個人で本格的に活動を始めると、僕自身コワーキングスペースで作業することが増えていき「海沿いでテレワークをしたい」と思うようになりました。それで場所を探したのですが、意外と無く。コロナウイルスによる行動制限が転機となり、テレワークが世の中にも浸透し始めたのを感じると、海沿いのシェアスペースを作ろうと決意しました。 そうしてオープンしたのが「BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN」。物件探しに始まり、設計も自分で行なっています。その為、自分が欲しかった空間になっていますね。看板やロゴデザインは多摩美時代の友人に手伝ってもらいました。 誰かのルーティーンの中に存在する場所 「BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN」はシェアオフィスとカフェ、夜はバー営業をする複合施設。都心のワークライフスタイルを三浦海岸に持ち込んだというか、仕事を終えてアフターファイブ的な感じでお気に入りの店で一杯飲んで、常連さんとの会話を楽しむというようなライフスタイルをここでもできるようにしたいと思いました。昼はオニバスコーヒーの豆で入れたカフェラテを飲みながら仕事をして、頭が疲れてきたら海岸を散歩して、夕方にはデッキでビールを飲みながら夕焼けを見て、その日の仕事を終える。その後はバーでお酒を飲みながらコミュニティーの輪を広げる…。こんな風に一日過ごしてもらえたら嬉しいですね。 オープンして2年。さまざまな業種の方が利用してくださるようになりました。その人たちが繋がって、仕事が生まれることもあるようです。 私は建築士として空間の概念を学ぶと同時に、コミュニティーづくりの考え方を多摩美時代に学びました。それは今、シェアオフィサーとしての場のつくり方という点でとても活きていると感じますね。 先生がよく、「街に美味しいカフェラテを出すお店があると、その街は良くなる」と仰っていたことを思い出しましたが、そういえば、いつのまにかうちもやっています。 外国人の常連の方などは、毎朝必ずカフェラテを飲みにきてくれて、ちょっと喋って仕事にいく。そういうのはいいですよね。彼のルーティーンの中にうちがあることも嬉しいですし、彼の中に毎朝カフェラテを一杯飲むというリズムがあることも素晴らしいと思います。 美大卒の建築士 多摩美に通い、何より良かったのは視野が広がったこと。あとは、デザインをやっている仲間たちにたくさん会えたことですね。その仲間たちというのが、みんな本当に自分の好きなことをしている。私もそこに入って、個人的な理想を追求し続けられたらいいなと思うようになりました。 自分がシェアスペースをつくりたいと思った背景にも、多摩美の学生時代が楽しかったことが大きく影響していると思います。みんなで集まりながら、できる分野で手を動かして何かをつくるような、学園祭のようなことをずっとやっていたい。それが今に繋がっていると思います。 三浦海岸に移住して、シェアスペースをつくって思うことは、三浦海岸って面白い街だということ。活性化を掲げたらいろんな人が関わってくれると考えています。そうすると、それぞれがワイワイとできる分野で力を出し合って、それこそ学園祭みたいなことができるかもしれないですよね。「エリアリノベーション」という観点からも、いろんな店舗やイベントがあることは理想。そういうことを徐々に進めていくことが今の私の目標。「BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN」がその拠点になってほしいと考えています。 近年はUターンやIターンが増え、地元や地方に移り住む人も増えています。そんな風に自分で価値を見出せる場所を見つけて、地域活性化に取り組むのも面白いですよね。最初はひとりかもしれませんが、仲間を見つけて、ITやDXの力を借りて、少しずつコミュニティーの輪を広げていけばいい。そこにアートやデザインを絡めて、地方から世の中の美意識を高めることができたら、それは多摩美で学んだ人間だからこそ出来る事だと思います。 vol.1 〜「建築士として空間のポテンシャルを見出し、より高める 多摩美OB主宰の「BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN」を訪問!」〜 vol.2~「美大生時代のような、「楽しい」の感覚を追求する今。三浦海岸にシェアスペースを拓いた、建築士・新城宏明の胸の内。<前編>」~ vol.3~「美大生時代のような、「楽しい」の感覚を追求する今。三浦海岸にシェアスペースを拓いた、建築士・新城宏明の胸の内。<後編>」~ ~多摩美校友会×BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN 新城宏明さん クリエイター座談会 <前編>~

日本・台湾版画交流展2023 ~未来への種子~

2023年7月24日
#助成金 #展覧会

★「芸術活動助成2023」助成企画★「芸術活動助成」とは? 団体名プリントザウルス国際版画交流協会メンバー瀬尾孝子(1970年 美術学部卒)河内成幸(1973年 美術学部卒)澤田祐一(1982年 大学院修了)守岡歩(1991年 美術学部卒)佐治直魅(1994年 大学院修了)小泉貴子(1995年 大学院修了)ほか日程2023年8月15日(火)~2023年8月27日(日)時間11:00〜19:00(最終日は17:00まで)休廊日月曜日場所FEI ART MUSEUM YOKOHAMA神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-33-2 横浜鶴屋町ビル1階問合せFEI ART MUSEUM YOKOHAMATel:045-411-5031Mail : artmuseum@fukasaku.jpWEB日本・台湾交流版画展2023〜未来への種子〜 このたび、FEI ART MUSEUM YOKOHAMA では、「日本・台湾現代版画交流展2023 ~未来への種子~」を開催いたします。本展は1983年より「台湾国際版画ビエンナーレ」を開催し、世界の版画界を牽引している台湾を代表する作家18名と、国際的に活躍する日本人作家22名による展覧会です。ここで両国の独自性とアジアの現代作家に共通する表現を確認することは版画表現の「未来への種子」を見つける機会になるとともに、混迷する現代社会における国際交流の意義を伝える貴重な機会となります。是非ご高覧ください。

【特集記事】第2回 卒業生の職場訪問 新城宏明さん(BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN)vol.2

2023年7月20日

美大生時代のような、「楽しい」の感覚を追求する今。三浦海岸にシェアスペースを拓いた、建築士・新城宏明の胸の内。<前編> コロナ禍に神奈川県三浦海岸に移住し、シェアスペース「BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN」を開業した一級建築士・新城宏明。三浦海岸を拠点に、「エリアリノベーション」に走り出した新城が、建築業界を目指したきっかけや美大で得たもの、これからのものづくりについて聞かせてくれた。 新城 宏明(Hiroaki Arashiro) 一級建築士、建築デザイナー。ボリビア生まれ、横浜育ち。多摩美術大学造形表現学部デザイン学科スペースコミュニケーションコース卒業。建築の専門学校を卒業し、造作大工として活動した後、3年次編入で多摩美に入学。空間デザインを専攻し、デザインに対する美意識を高める。現在は神奈川県三浦海岸でシェアスペース「BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN」を主宰。自然豊かな環境を拠点とし、クリエイティブの力で街の活性化を企む。 美大はコミュニケーション。 ボリビア生まれ横浜育ち、建築家を志す 私はボリビアの日本人村・コロニア沖縄で生まれ、小学校の時に横浜に引っ越してきました。ボリビアには祖父の代で戦後移民として渡ったと聞いています。私の父と母はそこで出会ったそうです。今も父はボリビアにいて、牧場を経営しています。 幼少期を過ごしたのはボリビアの中でもだいぶ田舎。とても自然豊かな場所だったので、私は木登りをしているような少年でした。そのあとに引っ越した街はボリビアの中でも都心の方で、ヨーロッパのような街並み。スペイン領だったこともあり、西洋風の建物が並んでいたことを覚えています。私は田舎と都会の両方の暮らしをボリビアの中で経験しましたね。 ボリビアの家の庭にて 両親が帰国を決め、私は6歳の時に日本に来ました。最初は日本語が話せませんでしたが、今ではスペイン語がすっかり話せません(笑)。小中高と横浜の学校で学び、高校を卒業した後は家業を手伝いながら「これから自分が何をしたいか」を考えることに。悩んでいると、建築を勧めてくれたのは先に建築を学んでいた兄でした。 『建築家たちの20代』 建築に興味を持った私は、まずは建築物を見るために京都へ行きました。その旅の最中に読んでいたのが『建築家たちの20代』という本。建築家を志したきっかけは、この本の影響も大きいです。 建築における「美意識」の向上を求めて 建築家になるためにまずは建築の専門学校を卒業し、造作大工として働きました。自分の手でものを作ることの楽しさを知ったのはこのときだったと思います。 建築に携わっていると、次第に「美意識をもっと高めたい」と思うようになり3年次編入で多摩美術大学造形表現学部デザイン学科スペースコミュニケーションコースに編入しました。 多摩美では専門学校とは違う、少しアートよりなことを学びました。建築のマニアックな部分を勉強した後に、多摩美では「もう少し自由な発想で、自分の理想を追求する」というようなデザインを学んだと思います。 新城学生時代 多摩美デザイン学科の同級生には卒業後、ウィンドウ・デザインや空間デザイナー、空間のブランディングに携わっている仲間がいます。自分の場合は建築の専門学校を卒業していましたので、3年の実務経験を加えれば資格を受験できるという状態になっていました。 多摩美では建築やインテリアを勉強しつつ、周りの別のデザインのことにも触れられたのがとても良かったと思っています。また、美大で掴んだもっとも大きなことは、周りの人から影響を受けることだと思っています。 専門領域を突き詰めながら、さまざまなデザインに触れられる良い環境。私自身、空間デザインからコミュニケーションデザインまで幅広く学びました。そのおかげで「BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN」を作ることができたと思っています。 自分の分野以外も意識して、可能な限り他分野にも触れる。その中で、他分野の仲間が増えていく感じもすごく楽しかった。結果として、自分の視野が大きく広がったと思っています。美大には自由に好きなことを追求する学生や、さまざまな活動を経験されてきた先生がいます。周囲に「オモシロい人」がたくさんいるのはオモシロいですよね。 vol.1 〜「建築士として空間のポテンシャルを見出し、より高める 多摩美OB主宰の「BAYSIDE SHARE MIURAKAIGAN」を訪問!」〜 vol.2~「美大生時代のような、「楽しい」の感覚を追求する今。三浦海岸にシェアスペースを拓いた、建築士・新城宏明の胸の内。<前編>」~ vol.3~「美大生時代のような、「楽しい」の感覚を追求する今。三浦海岸にシェアスペースを拓いた、建築士・新城宏明の胸の内。<後編>」~

テキスタイルアートミニアチュール8 百花百響

2023年7月12日
#展覧会

出品者石森 晴菜(2018年 大学院修了)弥永 保子(1971年 美術学部卒)大竹 夏紀(2008年 大学院修了)岡本 汐加(2013年 美術学部卒)樫尾 聡美(2010年 大学院修了)鬼原 美希(2012年 大学院修了)栗田 融(1990年 美術学部卒)タカハシ ノリコ(2018年 大学院修了)田中 孝明(1995年 大学院修了)椿 操 (1965年 美術学部卒)寺村 サチコ (2012年 大学院修了)中川 るな(1993年 大学院修了)長沢 桂一(1999年 大学院修了)藤井 尚子(1995年 大学院修了)三尾 瑠璃(2016年 美術学部卒)宮坂 省吾(1993年 美術学部卒)柳下 恵(2016年 大学院修了)わたなべ ひろこ(1957年 美術学部卒)ほか日程2023年7月21日(金)~2023年7月29日(土)時間11:00~19:00(最終日17:00まで)場所Gallery5610東京都港区南青山5-6-10 5610番館主催テキスタイルアート・ミニアチュール展実行委員会後援金沢市・日本建築美術工芸協会助成金沢美術工芸大学協賛株式会社田中直染料店問合せテキスタイルアート・ミニアチュール展実行委員会mail: g.emikonakano@gmail.com繊維素材を中心に「染める」「織る」「編む」「組む」「縫う」等の技法をベースに創作表現を行うテキスタイルアート・ミニアチュール展は8回目となります。素材と対話しながらイメージをふくらませ、それぞれの手と感性による独自技法で作者の世界を具体化させる、そこに生まれる表現は多様です。今回のテーマは「響」。現在活躍中のアーティスト100名が20×20×20cmという限られた空間に、従来のスタイルを超えた響きあう空間を展開します。その響がご覧いただく皆様にも、さらに広がることを期待します。今回は東京、金沢の2ヵ所で開催いたします。この展覧会がテキスタイルアートの更なる発展につながることを願っています。

グレー色のピンク

2023年7月5日
#展覧会

出品者高橋ヨシ(2020年 美術学部卒)ありー(2022年 美術学部卒)太田幾(大学院 在学生)ほか日程2023年7月11日(火)~2023年7月23日(日)時間13:00~19:00休廊日水曜場所PARK8 Gallery東京都八王子市台町3-1-1 ~「グレー色のピンク」に寄せて~本展覧会は、「あいだ」「流れ」「グレー」をテーマとしています。高橋ヨシは、あいまいなもの、天使、風景などをモチーフにして、グレートーンや白を使った画面の絵画を制作。ありーは、主に油彩、インスタレーションを制作。約束、告白、名付けなどをテーマに絵を描いています。展覧会コンセプトの単語からは、人と人/目と目の間の言葉、曇りの日、地面は揺れること、選択という言葉が思い浮かびます。今回は、メンバーの雰囲気と、コンセプトとと、PARC8の場から、地面をテーマにしました。吉野叶音は、音楽から影響を受け、制作をしています。今回の展示は、Procol Harumの「Grand Hotel」というアルバムから受け取ったイメージを中心に構成していて、これらの作品は「砂浜でピアスを探すようなもの」です。太田幾呼吸するように絵を描きたい。描くことは、生きることそのもの。刻一刻と変わるその瞬間の温度、空気に合わせて、支持体や素材を選んで、絵を描いている。※あいだ誰かと誰かを繋ぐ空気、温度、色、気配、音。目に見えるより、肌で感じる確かなもの。

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